レビュー詳細

RPG・SRPG 2017年 10月 01日 7884
プラチナの軌跡
(Updated: 2018年 10月 29日)
コンプ難易度 
 
2.0
 

 ファルコムが誇る名作RPG、英雄伝説「軌跡シリーズ」帝国編の3作目が本作にあたります。
 ファルコム作品おなじみの時限トロフィーがいくつもあり、さらに、Aのトロフィーを逃す=Bのトロフィーも逃すというふうに、互いに密接に絡みあったトロフィーもあります。なので、セーブデータはできるだけこまめに分けて作っておいたほうがいいです。でないと私のように少しのミスでかなり戻されるハメになります。

 1周目から難易度ナイトメアでスタートし、収集関連のものも一切取りこぼすことなくクリアできれば1周でトロコンできなくはないですが、たった一つの取りこぼしで2周目が確定し、かえって時間がかかってしまうので、よほど自信がある方以外は無難に2周目以降でコンプしたほうが良いかと思います。



※以下トロフィーレビュー ややネタバレ要素含みます。




【伝説の教官】
クエスト等でAP(アカデミックポイント)を稼ぎ、教官ランクを最高のSにすることで獲得できます。クエストやAP加点要素をパーフェクトにすると、最終的にAPが442ptになりますが、教官ランクを最高のSにするには415ptで十分なので、いくつか取り逃しても ′′このトロフィーについてだけ言えば′′ 大丈夫です。(というのも、クエスト自体を取り逃すと後述の【クエストマスター】のトロフィーを獲得できないからです。)


【名門士官学院】
教官ランクとは別に、本作では学校のランク(学院グレード)というものがあり、APとは別に分校充実ptを稼いで学院グレードを最高ランクである「名門」にすることで獲得できます。
基本は通常のクエストと同じ要領で分校クエストと呼ばれるクエストを達成してptを稼ぐ形になりますが、後述の人物ノートや戦闘ノートの報告など、分校クエストとは別にptが加算されるものもあります。特に2章3章4章の自由行動日で行える機甲兵訓練は、忘れやすい上にpt配分が各10ptとかなり高いので注意しましょう。なお、取り逃し等なければ最高で222ptになりますが、最高ランクになるには200ptあればいいので、いくつか逃しても大丈夫です。(ただし、分校クエストを取り逃すと【クエストマスター】のトロフィーを獲得できないので注意。)


【クエストマスター】
その名の通り、すべての通常クエスト及び分校クエストを1つの取りこぼしなくもなく達成すると獲得できます。加点要素は逃しても大丈夫ですが、依頼者への報告を忘れるとクエスト自体が失敗扱いになってしまうので、注意して下さい。

※クエスト達成状況は周回プレイ時に引き継がれないので、1周で全て達成しなければトロフィーを獲得できず、2周目に一からやり直しになります。


【トレジャーハンター】
宝箱をすべて開けると獲得できます。比較的序盤で手に入る月鏡(宝箱の位置をマップ上に表示する)というクオーツを常に誰か一人にセットさせておき、マップをよく見るように心がけておけば逃すことはないと思います。一つも逃していなければ、ラストダンジョン最下層の宝箱を開けた時に獲得できます。
注意すべき宝箱を挙げるとするならば、
・アウロス海岸道・・・砂浜にある岩の間の細い道を進んだところにある。
・帝都地下墓所・・・暗黒竜の寝所というダンジョンの手前にあります。初めて訪れた時は、取る前にイベントが発生し、自動的にダンジョン内に入ってしまうので、一度ダンジョンから出て取りにいく必要があります。(後からでも取りに来ることはできますが、スルーしてしまうリスクを考えると、覚えているうちに取りに戻ったほうがよいかと思います。)

※【クエストマスター】と同じくその周回内で全て開封しないとトロフィーを獲得できません。


【バトルマスター】
戦闘ノートの情報を全て埋めると獲得できます。要するに、全ての魔物(282種)にアナライズ(もしくはバトルスコープを使う)しなければなりません(EXTRAを除く)。
アナライズせずに倒してしまった敵は、基本ほとんどの情報が????になっているので見逃しがすぐにわかるのですが、中には一見情報が埋まっているように見えて、ドロップアイテムの項目や体勢崩し有効度(斬・突・射・剛)の項目が????になっている場合があるので、見落とさないように注意しましょう。
後述の人物ノートと並んで1周でコンプしようとするとかなりの注意力が必要です。ノート情報は周回プレイ時に引き継がれるので、2周目プレイを前提に1周目を進めようとされている方は、1、2体アナライズし忘れたからといって気負いせず、2周目にまわせばよいかと思います。(実際282種のうち225種さえ埋めていればゲーム内の最後の報酬がもらえるので、極端な話それ以上はトロフィー以外何も報酬がないです。)

一応私が1周目でアナライズし忘れたものを含め、要注意の敵をいくつか挙げるとすれば、

・スニークガンナーG、R、M(ハーメル廃道)・・・遠目で見ると見た目がそっくりな機械型の魔物。G、R、Mと3種類いるので注意。

・スニークガンナーG、R、M(オルキスタワー)・・・ハーメル廃道と全く同じ魔物です。こちらも3種類いることに注意。

・ECRズーネー(南オスティア街道)・・・見た目は黄色のネズミのような魔物ですが、こいつだけは通常マップ上には現れず、他の魔物の「お供」として出てきます、街道で戦闘していればそのうち出てきます。

・残照の器、陰影の器(黒キ聖杯・最下層)・・・上記のスニークガンナー以上に見た目がわかりずらく、片方だけアナライズして先に進んでしまわないように。


【人物マスター】
人物ノートの情報を全て(約140項目)埋めると獲得できます。ストーリーの進行上自動的に埋まる人物もいれば、絆イベントで埋まる人物、その場で2回話しかけないといけない人物などもいるので、攻略サイト等を参考にさせてもらいましょう。
こちらも140項目のうち115項目さえ埋まっていればゲーム内の最後の報酬がもらえるので、戦闘ノートと同じ考えで2周目プレイ前提の方は、数項目取り逃しても気にせず2周目にまわせばよいかと思います。


【ブックマニア】
書物ノートの情報(46冊)を全て埋めると獲得できます。書物については、一部を除き、取り逃しても後に販売されたり交換できるものもあるので、比較的安心感があるかと思います。しかし、その一部を逃すと結局コンプ不可能になるので、いくら後から入手できるものがあるからといって決して油断せず、戦闘ノート、人物ノートと同じように常に注意しておきましょう。
なお、書物ノートは戦闘ノート、人物ノートと違い、数が少なくいくらか救済措置がある分コンプしないとゲーム内の最後の報酬がもらえないので、余裕があれば1周目に意識してコンプを狙いにいってもいいかなと思います。


【VMコレクター】
今作で新たに追加された「ヴィンテージ・マスターズ」というカード対戦型のミニゲームで、対戦に使うカード(24種)を全て手に入れることで獲得できます。一部ショップで販売していたり、交換できたりはしますが、ほとんどのカードは特定のタイミングで対戦できる相手と対戦し、勝利しなけば入手できません。カードゲームが苦手な方でも何度かプレイしているうちに慣れてくるかと思います。実際私もカードゲームはかなり苦手ですが、結構楽しんでプレイしてました。
ちなみに、カードを全てコンプした状態でのみ対戦できる相手がおり、それに勝利しないと、あるマスタークオーツが入手できないため、後述の【Mクオーツマスター】のトロフィーを含めてトロコンを目指す方には避けては通れない道です。


【炎の料理人】
料理ノートの全情報を埋めることで獲得できます。全てのレシピ(22種)を覚えた上で、1つのレシピにつき4種類の料理(絶品、通常、珍妙、独自)を作らなければなりません。絶品料理ができやすくなる「丹精」のクオーツや、珍妙料理ができやすくなる「悪戯」のクオーツなどを活用しましょう。なお、レシピは万が一取り逃しても、ストーリーを進めることによって交換屋で交換できるようになります。(ただし、取り逃したレシピが大量にあった場合、それらが一斉に交換屋の商品ラインナップに並ぶというわけではないので、後々面倒なことにしたくなければ、意識して集めておいたほうがよいかと思います。)


【爆釣王】
釣りノートの全情報を埋める。要するに、全ての魚(25種)を釣り上げることで獲得できます。最後の25匹目(ヌシ)については、その他24種の魚を釣り上げていないと、ヌシ釣りイベントで釣ることができません。ただ、イベントの直前でも、周辺の池、川やダンジョン内の水路等を回れば24種全て釣れるので、序盤で釣り忘れた魚があっても問題はありません。


【ゴシップマニア】
全てのラジオネタ(10個)を集めて報告すると獲得できます。こちらは特定のタイミングで☆マークが付いた人物に話しかけることでネタを入手することができます。当然ですが、一度取り逃すと戻れないので、攻略サイト等を参考に逃さないようにしましょう。


【代行カメラマン】
全ての風景写真(12か所)を撮影し報告することで獲得できます。上記のラジオネタと並行して行う収集要素です。こちらはフィールド、ダンジョンのマップで☆マークが付いてるところを調べると撮影できます。こちらも取りこぼしのないように注意してください。


【Mクオーツマスター】
マスタークオーツ(28種)を全て集めると獲得できます。ほとんどは仲間達の初期装備として入手できますが、一部ショップや宝箱、イベント報酬のものがあります。ショップで販売されてるものはいつでも購入可能ですが、宝箱から入手するものは取りこぼさないように注意して下さい。

※2017/10/10現在、最新Ver.1.03で、2周目にマスタークオーツを引き継ぐと特定のキャラのマスタークオーツが消失するバグが確認されており、1周目で全て入手するか、2周目以降の場合は周回特典である「アイテム引継ぎ」を選択しないで全て入手し直さないとトロフィーが獲得できなくなっているので注意。

→2017/10/27配信のパッチVer.1.04で修正されました。


【百万長者】
所持金が100万ミラに達した時点で獲得できます。今作でのミラ稼ぎといえば、序盤からできる「ごろごろポテトサラダ」を調理して売る方法が手軽で有名ですが、小遣い稼ぎレベルなので、この方法で100万ミラ稼ぐとなると非常に時間がかかります。トロフィーを獲得したいだけなら、わざわざ序盤に上記の方法で頑張らなくても、ストーリー終盤にたまったアイテム、セピスを全て売り、トロフィーだけ獲得できたら売る前のセーブデータをロードし直すといった方法のほうがよいかと思います。


【至境の珠】
どれか一つマスタークオーツを最大レベルの7にすることで獲得できます。低レベルクリア等狙っていない限り、普通に雑魚敵との戦闘もほどよく楽しみながらプレイしているだけで、物語の終盤には一つどころかほとんどが7になるので問題なし。


【力戦の勇士】~【オーダーマスター】
「△△を〇〇回した」というトロフィーです。少し回数が少ない気がするからやっておこうかなー程度に考えておけば十分です。普通に戦闘してるだけで余裕で獲得できます。実際私も1周目の終盤に差し掛かる頃にはこれらのトロフィーを全て獲得していました。(しいて言うなら、ラッシュとバーストが、今作から追加されたオーダーの存在もあって、BP消費を気にしてあまり使用しない、もしくは使用回数にかたよりが出てくる人もいるぐらいでしょうか。)

ちなみに、Ⅰ、Ⅱでもラッシュ、バースト回数のトロフィーがありましたが、メインストーリーを終わらせた段階では明らかに回数が足りず、後々回数稼ぎのために作業を繰り返さなければなりませんでした(特に1作目では気絶にでもしない限り、崩し自体が発生しづらくBPがたまりにくかったです)。しかし、今作では敵をブレイク状態にすることで確実に崩しが発生するので、BPがたまりやすく、ラッシュ、バーストを連発できる機会も多いです(特にBOSS戦)。なので、前作と比較しこれらのトロフィーの獲得難易度はかなり優しくなったと思います。


【絢爛攻守】
戦闘において特定の条件を満たすと経験値に「タクティカルボーナス」が入ります(例:4体以上の敵を同時に倒せば+0.4など)。このボーナスの値を一度の戦闘で3.0以上にすることで獲得できます。
普通に1回戦闘するだけでは難しいですが、チェインバトル(マップ上の敵シンボルと接触する際に、近くに他の敵がいると連続で戦闘が発生する。最大3チェイン)を行うことによって、連続戦闘のボーナスが最後に合計されるので、簡単に獲得できます。
ストーリー終盤では中型の魔物(接近するとブザーが鳴る魔物)が密集しているダンジョンもあり、単純にレベル上げを行う上でもチェインバトルは非常においしいので、積極的に狙っていくとよいかと思います。
実際私もレベル上げのつもりで何も考えず3チェインバトルばかりやっていたら、3.0以上なんて普通に思えてくるほどでした。


【優等クラス】
いずれかの章の最終評価でSランクの評価を受けると獲得できます。Sランクを取るにはその章のクエストを全て最高ptで達成し、その他APが加算される要素を一切取り逃さず章を終える必要があります。要するに「パーフェクト」にすることです。いずれかの章でいいので、一番簡単な第1章で狙っていけばよいかと思います。


【○○との絆】
仲間との絆を深める、つまり好感度を最大にした状態で、好感度最大イベントを見ると獲得できます。1周目で絆を最大まで深められる人数は限られていますが、トロフィーを獲得したいだけなら好感度最大イベント直前のタイミングでセーブし、ロードを繰り返せばいいです。この方法を使えば1周で全員分の絆トロフィーを獲得することも不可能ではないですが、好感度上昇アイテムを送っていなかったり、絆行動ポイントを使用していなかったりすると、どうやっても好感度が最大にならないキャラが出てくるので、2周目プレイされる方は、引き継ぎ特典の「絆行動ポイントMAX」を選択して周回すれば確実なので、特にこだわりがなければ2周で全員分のトロフィー獲得を目指せばよいかと思います。

ちなみに、好感度が最大になると、アイテム(アクセサリー)をくれるキャラもいます。私個人的な意見になりますが、上記のロード作戦を1周目で使うにしろ使わないにしろ、「どうせ2周目で全員最大にできるんだから1周目は適当に選んでおこう」ではなく、トワ会長やエリゼ&アルフィンなど、アイテムをくれるキャラを最大にしてストーリーを進めたほうが、引き継ぎができる2周目のためになります。


【新VII組始動!】~【誰がために鐘は響く】
ストーリー進行で獲得可能。



トロフィーレビューは以上です。

プレイ時間の内訳は、以下のようになりました。
1周目・・・72時間(難易度ノーマル、全クエスト達成、全宝箱開封、ムービースキップなし、VM一切プレイなし)
2週目・・・25時間(難易度ナイトメア、全クエスト達成、全宝箱開封、ムービーオールスキップ、VMコンプ)
※3週目・・・13時間(難易度ベリーイージー、宝箱放置、4章終了まで)
計110時間

※3週目にあっては、2周目に上記のマスタークオーツ消失バグが発生し、「Mクオーツマスター」のトロフィーが獲得できなかったため、アイテム引き継ぎなしでやり直し、最後のマスタークオーツ入手までの流しプレイです。


バグがなく効率よく進めればもう少し早くコンプできたと思います。
時限要素は多いですが、過去作と比べると作業的なものがほぼないので、コンプ難易度的には☆2~2.5程度かと思います。


作品としては、本当に物語の展開が熱く、シリーズ全てプレイしてきた私にとっては、「まさかあいつとこいつがここで激突するなんて」みたいな展開があったり、過去作品でちらっと名前が出てきた町や村に行ったりと、ワクワク要素盛りだくさんでした。トロフィーコンプを狙う方も、それ以外の方も本当に楽しめる作品だと思うので、ぜひプレイしてみてください。

レビュー

コンプ時間
110時間

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