レビュー詳細

アクション 2015年 7月 17日 14534
大戦犯:バットモービル
超画質のトレイラ―が発表されて以来、1年以上待ち続けていたシリーズ完結作。
更に進化したコンバットやガジェット、ほぼ完璧な演出やゴッサムシティの雰囲気など、従来からの要素は期待以上のハイレベルで感動しました。
ですが、タイトルにもあるとおり、新要素であるバットモービルが、それら素晴らしい長所を踏み潰してしまった。
初めの頃は楽しかったですが、コブラ戦車が出て来る頃から疑問符が付きはじめ、掘削機戦には憎悪の対象に成り下がりました。
リドラーチャレンジでの無駄な起用はいわずもがな、本編でなぜあそこまで悉く出しゃばらせたのか、私には全く理解できません。
モービルに注ぎ込まれたリソースを、従来要素に適正に使用できていれば、文句なしに最高傑作だったと思います。
本当に残念でなりません。

前置きが長くなりましたが、本題のトロフィー内容に移ります。

伝統的にプラチナへの壁となってきた、コンバット&プレデターチャレンジですが、今作は全く難関になりえません。
そもそも、チャレンジが「ARチャレンジ」と一括りにされており、それら二つは完全に脇役の構成となっています。
よって、従来のキャンペーンといったトライアル要素はなく、【大暴れの基礎】と【うずくトラウマ】を終わらせるだけという、非常にあっさり仕様です。
ちなみに、前者は環境テイクダウンを使える「ゴッサム・ナイト」、後者は本編でアップグレードを行った、屋上での仮想トレーニングが楽だと思います。

また、同じく恒例のリドラーチャレンジですが、今作も例に漏れず非常に面倒くさいです。
トロフィーやリドルの数はアーカムシティなどより少ないですが、圧倒的に広くなったマップを駆使してくるものが多く、一々手間がかかります。
特に、時間制限系の内バットモービルを絡めた移動系は、リトライするのにも億劫でした。
とはいえ、今作では待望のリドラーフルボッコを体験できるので、トロフィー以上のご褒美が待っていると思うと多少楽になると思います。

以下、その他に気になったものを。
【信念のジャンプ】
100メートルが体感では分からないので、約110メートル地点にマーカーを置いてトライすると分かりやすいです。

【完全無欠】
バットモービル系、特にシーク・アンド・デストロイは非常にイライラします。
ですが、追加DLC分のスターも加算されますので、厳しいと感じたらそちらで補填するのもアリです。

【丸腰の武器商人】
ペンギンに限らずですが、サイドミッションの幾つかは、本編を最終盤まで進まないと発生しません。
特に、望楼や街の封鎖は最後の拠点がなかなか出ないので、焦らずに本編を進めましょう。

【無法地帯を駆け抜けろ】
橋を潜る順番は、マーシー→パーディション→ペニテンス、と半ば固定されています。
コツは、降下する時間を長めに取って大きく進むことです。
小刻みに降下、上昇を繰り返しても、推力が落ちて上手くいきません。

【ハロウィンの夜は長し】
ボス戦自体が、そもそもバットモービルだらけなので、対人戦闘は問題ありません。
問題となるのは、やはりバットモービルを使った戦闘で、特にコブラ戦車とクラウドバースト戦が鬼門です。
幸い、アーカムビギンズの時のように、死んだらセーブデータリセットのようなことはないので、リトライを重ねて突破しましょう。
リセットが実装されていたら発狂しそうでした。

総合的な難易度ですが、アーカムシリーズの中では最も難易度が低いと思います。
「ショックと驚き(上級)」のアサイラム、長大な課題とリドラーの罵倒に耐えるシティ、ノーコンティニューと談合必須のものがあるビギンズと比べると、
今作の方が間違いなく楽です。
ただ、全編に亘り悪目立ちしかしないバットモービルのせいで、サクッとクリアできるような難易度でもありません。
よって、それら要素を考慮すると☆3が妥当かと思います。
バットモービルの劣悪さが気にならない方であれば、純粋な難易度として☆2になるでしょう。

これでアーカムシリーズは完結とのことですが、「バットモービル以外は完璧」な内容となってしまい非常に残念です。
少なくとも、私はバットモービル系のDLCを購入する気は全く起きません。
舐めてます。
レビュー投稿者トップ50 67 reviews

  1. 匿名 より:

    当サイトについてを一読した方が良いとかと

    ここはトロフィーの難易度を投票するサイトでソフトの愚痴を書くサイトじゃありませんよ

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