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PS5対応タイトル 2022年 3月 08日 5432
理不尽には理不尽をぶつけるんだよ!
(Updated: 2022年 3月 17日)
コンプ難易度 
 
4.0
 発売日からプレイしてほぼ全ダンジョンを埋め、白バイト等もしつつ130時間かけてトロコンしました。実際は初見でも80時間、情報を集めた上で遊べば更に短縮できるかと思います。私は純近接でプレイしていた為、魔術などに関しては無知なところがありますがご容赦ください。

 最初に述べますと、デモンズ以降のフロムの死にゲーの中では間違いなく過去最高の難易度です。オープンワールド(公式ではオープンフィールド?)という性質上、本筋以外のやり込みによるレベル上げを想定しているのか、従来のシリーズよりもかなりレベルを上げる必要があります。私はマッチング様子見の為抑えていましたが、周りを見るに100〜150程度かそれ以上の方も多かったです。特に重要なのが生命のステータスで、後半になるにつれて敵の攻撃力は跳ね上がっていきます。ワンパンやコンボで即死などを防ぐ為にも大ルーンやタリスマン込で最低でも40程度は確保する事をおすすめします。生命がその程度になってくると、ネット上で強いとされているラダゴンの爛れ刻印によるカット率低下のデメリットも増えてくるので、装備されている方は外す事も検討しましょう。
 ステータス以外にも、武器の強化による攻撃力や戦技威力の上昇の割合が大きいです。そのため、武器強化アイテムを入手できる坑道(マップ上で赤く表示されているので予想はつけやすい)は積極的に探して攻略しましょう。
 また今作では、戦技や遺灰が非常に強力で、従来のソウルシリーズとは違った戦い方が推奨されている用に感じられます。正直なところ、ジャンプR2という例外を除いては通常攻撃や致命の一撃が弱いので、隙を見てもR1の弱攻撃を振るよりは攻撃の戦技を当てて行く方が良いです。近接ビルドであっても精神でFP上限を伸ばしたり、聖杯瓶の振り分けを調整する事も重要です。3/17のアップデートにより複数の戦技に修正があり、例として鉄壁の盾は消費fp1.5倍で効果時間1/3という激烈な弱体化をされました。アップデートの度にレビューを変更するのも困難なので強い戦技についてはその都度調べていただくのが良いでしょう。
 遺灰に関しては、マルチプレイとは異なりボスが強化される事なく自分の味方を増やす手段になります。夜にエレの教会で出会えるnpcから貰える鈴を持った状態で、画面左下に石碑のようなアイコンがある場所で遺灰の使用が可能となります。大抵のボスで難易度が激変するため縛る方もいらっしゃると思いますが、一部理不尽な複数ボスなどでは可能な限り活用する事をおすすめします。霊薬の中には一定時間消費fpが0になるという効果を持つ雫があるので、最大fpの値に関わらず遺灰を召喚する事も可能となります。

 トロフィーに関してですが、今回は面倒なマラソン等は一切なく、大別すると①大ボスを全撃破、②伝説の武器・魔術・祈祷・タリスマンをコンプ、③エンディング3種を見る。となっています。
 時限要素で注意すべき点は、②の伝説の武器の1つ「グランサクスの槍」と「世界喰らいの王笏」の入手が時限である点。③のエンディングの1つ、「狂い火の王」の条件を満たした上で特定npcのイベントを進めていなかった場合は他2つのエンディングに到達できない点、の2つがあります。
 伝説の武器の2つについてですがらグランサクスの槍は王都ローデイルの探索で入手できますが、物語最終盤に王都がラストダンジョンに変化すると入手が不可能になります。また世界喰らいの王笏に関しては、ベルナールという名のNPCからドロップするのですが、侵入者として倒す前に崩れゆくファルムアズラの大ボスを倒してしまうと侵入自体が発生しないようです。侵入場所はボス直前の祝福から近いのでボス前に忘れず探索しておきましょう。また、ファルムアズラで無くても戦学びのボロ家の時点で倒す事でも入手可能との事なので、取り逃しても2周目の序盤に回収する事は出来ます。
 ③のエンディングに関して、初見に情報無しで狂い火の王エンドにたどり着く事は稀だと思いますが、バックアップを利用して一周でコンプしたい方は狂い火エンドの条件を満たさない状態でラスボス撃破まで行く事をおすすめします。また、「星の世紀」のエンディング条件となる連続イベントも複雑ながら、イベントの過程で入手できるアイテムも多いので、攻略情報を見てでも一周目に優先して進めておくのが効率的かと思います。
 ①の大ボス全撃破にはクリア上必須で無いボスも含まれますが、その中に作中最強の裏ボスが含まれます。この裏ボスは刀による攻撃で体力を回復する(こちらがガードしてダメージを受けていなくても)という性質がある為、余程相手の攻撃を避け尽くす自信がある場合を除いては強力な遺灰や戦技による短期戦を心がけるべきでしょう。私は写し身と霜踏みを使用しました。写し身に関しては主人公の装備だけで無く持ち物も反映する為、調香瓶などを持たせておくと時折使用してくれるので知っておくと便利です。
 一番の問題は水鳥乱舞の対処なのですが、私は大きく分けて4段階の内1段目をガードして2段目以降を後方→敵側→後方、とローリングで回避していました。猟犬のステップなどを使うなどの回避手段も存在するようですので、プレイ動画などを参考に自分なりの対処方法を決めておきましょう。ちなみに攻撃ヒットによる回復は当然遺灰相手にも発生する為、遺灰が狙われてしまうとボスに大きく体力を回復されます。その為、遺灰を使うのであれば尚の事短期決着を目指すべきでしょう。

 コンプ難易度に関しては、当初★3としていましたが、救済措置とも言える戦技や遺灰等にも弱体化がありクリアまでの難易度が相対的に上昇した事、恐らく今後もアップデートにより戦技等の弱体化が行われる可能性が高い事などから★4に変更しました。

 130時間も遊んで更に続けようかと思うくらいには楽しんだゲームではあったのですが、大味な難易度調整やNPCイベント等に関する不親切な誘導、致命的なバグなど、正直なところ粗もかなり多くある作品でした。

レビュー

コンプ時間
130h(過剰な寄り道を含む)

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