レビュー詳細

アクション 2012年 11月 15日 9166
収集物やサブイベントが大量にあり、それらを全て完璧に達成しなければならない。
(Updated: 2014年 4月 29日)
これまでのACシリーズでは、チャレンジや宝箱、その他小さなミニゲーム等は全て攻略しなくてもプラチナは達成できていました。
しかし、今作のAC3では「ゲーム内に存在する全ての要素」を一つ残らず完璧に達成しなければプラチナは獲得できません。
各ギルドのチャレンジ内容から始まり、宝箱や羽は勿論、弟子の育成から地下ルートの解放、ボードゲームのクリア、サブイベントやサブミッション、広大な森の全てのエリアの動物を発見するに至るまで、すべて攻略せよということです。
つまり早い話が、「これはトロフィーに関係ある要素で、これは関係ない要素」と考えるまでもなく、AC3で目にするものは全部片づけなければならないと認識したほうが良いでしょう。
当然かなり時間がかかりますし、労力も半端ないです。その上、トロフィー獲得に影響するバグも多数報告されており、それらバグを警戒しながらの作業も相まって相当疲れます。
以下、詳細をレビューしていきます。

・【追跡完了】
DNAトラッカー(いわゆるゲーム全体の達成度)を100%にする事が条件ですが、これは前述した「AC3の全ての要素」を達成しなければ100%になりません。
普通に労力として大変なのは言うまでもありませんが、ここでもっとも警戒すべきなのは、DNAトラッカー内の各項目のパーセンテージが100%にならないというバグです。項目が一つでも100%になっていないと、その時点でDNAトラッカーの100%は不可能になり、「追跡完了」のトロフィーも取得できなくなります。
このバグは本当に危険ですので、常に頃合いを見てデータのバックアップは取っておきましょう。

・「元祖ゲーマー」
暗殺とは全く関係ないボードゲームで、コンピュータ相手に勝利する事が条件です。
正直、このトロフィーは非常に理不尽です。
まず、設定されてるコンピュータの実力が高すぎて、とても一般プレイヤーの技量では勝てません。
人間は思考をする上で、たまに小さなミスや判断の誤りをおかす事があります。対戦相手であるコンピュータは、その「小さなミス」や「一瞬の判断の誤り」を一切見逃さず、針に糸を通すような正確さで突いてきます。そりゃ当然ですよ、相手はコンピュータなのですから。
そしてプレイヤーが気付きもしないような方法を、一手二手三手はては四手五手先まで読んで正確に反撃してきます。オマケにコンピュータには「疲労」という概念も無いため、時間を重ねれば重ねるほど生身の人間であるプレイヤーが不利になっていきます。
特にナイン・メンズ・モリス。これの上級(酒屋の主人)をアプリや動画無しで自力で倒せるプレイヤーは、おそらく全体の1%もいないのではないでしょうか。
私はこのトロフィーを取るのに6時間以上費やしました。
相手がコンピュータである時点で、もはや公正な勝負とは言い難い内容ですので、こちらもアプリや動画で応戦しましょう。
ちなみに対戦中、突然自分の駒が動かせなくなったり、相手の駒が取れなくなるというバグもたまに発生します(ルール上の「必ず取れる駒は取らなければならない」といった条件にも当てはまっていません)。私は、あと一歩で勝てそうな時にそのバグが発生し、駒が動かせないので先にも進めず、やむなく降参をしました。理不尽にもほどがあります。

・「非凡な人」
主に日中仕事をしている住人を観察していきます。
でも、なかなかお目当ての作業や行動をしてくれない場合が多々あります。
特に木こりの二人組には多くのプレイヤーが頭を抱えたのではないでしょうか。あの二人組、釣りをしたり煙草を吸ってるだけの事が多く、夜は夜で酒屋で酔っぱらってるというダメっぷり…。滅多に観察対象となる行動をしてくれません。
コツとしては、木こりがサボり始めたらその時点で見切りを付けて、高速移動してマップの情報をリセットしちゃいましょう。もう一度木こりの所へ行けば、二人組の行動フラグもリセットされています。この繰り返しで、とにかく二人組がやる気を出してくれる瞬間を待つしかありません…。

・「クラウド時代」
フレンドが多いと、全てのピボットを見つけてもバグによってトロフィーが取得できない可能性があるらしいです。
私は幸いあまりフレンドが多く無いので大丈夫でしたが、報告によると50人以上が危ないらしいです(あくまで報告上での話です。確証はありません)。

・「目撃者」
森の動物が兵士を襲うのを、ゲーム画面内で目視しなければいけません。
これは動画の場所へ行けば、高い確率で見る事ができます。というより、多分動画の場所以外で見るのは難しいかと…(私は63時間プレイした中で、動画以外の場所で動物が兵士を襲ってる所を見た事がありません)。

・その他チャレンジの内容について

★「伝令を捕まえる」
伝令がなかなか出現しないという報告が沢山ありますが、私は63時間プレイした中で少なくとも100回以上は目撃しました(多い時は約40分の間に10回以上目撃)。
ボストンに多く出現するような気がします。特に港付近を歩いてると良いかもしれません。

★「ボストン・ニューヨーク・フロンティアのマップを埋める」
ビューポイントだけではダメです。コナー本人が徒歩か泳ぎでマップを移動し、地形を地図に表示させないといけません。ちょっと面倒ですが、全体の90%を埋めれば大丈夫みたいです。

★「ワシントンとの会話を全て行う」
最後の会話はシークエンス12終了後(つまりメインストーリークリア後)となります。

・地下ルート(高速移動地点)アンロックについて
ニューヨークの地下ルートを全てアンロックしたのに、DNAトラッカー上のパーセンテージが84%のままストップしてしまうというバグが報告されています。私もなりました。
この場合、シークエンス11をクリアすれば100%になりますのでご安心を。

《まとめ》
マルチプレイはどれも簡単ですので省略します。
今回、ウルフパックという一人専用モードによって、対人戦をしなくてもレベル上げができるようになっています。チーム戦勝利に関するトロフィーだけ抑えておけば、あとはシングルと変わりません(ネット接続環境は必須です)。
AC3はとにかくバグが多くて、最新パッチを全て当てた状態でも普通にバグが発生します。この不安定な作りは非常に残念ですね。
一部、ミッションのフルシンクロ条件が難しいものもありますが、今作はフルシンクロ条件に失敗してもチェックポイントからのリスタートで気軽に再挑戦できるようになりました(これまでは失敗した時点でオートセーブが入り、メモリー自体を最初からやり直さないといけなかった)。
全体的なコンプ難度としてもそれほど高くなく、スキルとしては☆3ぐらいかなと思います。
根気の要る作業も必要になってきますので、本当にアサシンクリードが好きな人でないとプラチナ達成する前に飽きてしまうかもしれません。
とにかく地道に頑張る…それだけです。

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