レビュー詳細

アクション 2011年 11月 22日 4294
2周したほうが良い
PS2版サブシスタンスノーマルクリア済み。
今作の発売当時はFPSやTPSというジャンルが日本では殆ど認知されておらず、しかもそういうジャンルのメインプラットフォームはPCだったため、コンシューマーにおける操作が確立されていなかった。そのため今作の操作にはかなり癖があることに注意したい。MGS2までは俯瞰カメラのゲームでレーダーを利用すれば敵兵の視界もわかりやすいものだったが、今作から普通の3D空間でキャラを操作していくうえ、常時表示されるレーダーはない。加えてMGS4の操作を知っているとストレスが溜まることになる。特に投擲系。

しかしながら、ゲーム内容はとても面白いものである。全てのキャラにしっかりと個性があり、ネタ無線が非常に豊富でどれも素晴らしい。一周目では無線を拾いつつムービーを全部見ていたのでコンプ時間が長めになった。

トロフィーを取得するにあたっては、難易度に制限がないので、ベリーイージーでやればよい。ベリーイージーなら弾無限、スタミナ回復、常時カムフラ80%の麻酔銃がはじめから使えるし、一般兵は麻酔弾がどこにあたっても即眠ってくれる。

さて、トロフィーを取る上で注意したい点はタイトルの通り、2周前提で考えておくべきであるということだ。一応一周でコンプすることもできることはできるのだが、かなり難しい。何が難しいかといえば、【ケロタン・コレクター】と【ノー・キル・クリア】の複合である。
前者はケロタンを全部撃つ、後者は一人も(自力で)殺さずにクリアするというものだが、終盤のバイクで強制スクロールする場面の途中にあるケロタンの周囲に敵兵がおり、撃てるタイミングがとても短い。そのためケロタンを撃つのはRPG7でなければほぼ不可能である。だから素直に2周するほうが良いだろう。
また、トランスファイリングによりVITA版のトロフィーも取りたいと考えている場合は、データにセーブされている条件に限りトロフィーが取れる。1周目にノーキルを目指している場合、キル数が増えてしまう【ナイフキラー】、【タイム・パラドックス】、【早すぎる死】はトロフィーが取れればセーブすること無くやり直すだろうが、そうするとトランスファイリングでこれらのトロフィーは取れなくなる。こういう理由もあって2周する方が良いのだ。

収集要素のフェイスペイントは、Waterとkabukiを見逃しやすい。waterはフィアー戦のあと倉庫から順路である扉に入らず、川の入り口まで逆走する必要がある。また、kabukiは滝裏でエヴァに装備をもらった後外に出て滝壺の中にある。
同じく収集要素のカモフラージュは、二周目に入るとメンテナンスクルーの服は取り上げられてしまっているので再入手しなければならない。スニーキングスーツももしかしたら無いかも。

そういうわけで、VITAトランスファイリングを含め2本分のプラチナ獲得ルートとしては、一周目に【ノー・キル・クリア】、【カモフラージュ・コレクター】以外のトロフィーを全て取りつつジ・エンドは狙撃してクリアしてトランスファイリング、二周目にステルス迷彩を活用しつつノーキルで進み、ジ・エンドをホールドアップ、メンテナンスクルーの服を回収して【カモフラージュ・コレクター】を取りクリアしてトランスファイリングという流れでいくと無駄が無い。


総評としては、ゲーム自体は良いゲームである。MGSシリーズで一番好きだ。人間臭くてどこか抜けているFOXのメンバー達が実に良い。
ただ、はじめに述べたように今見ると操作に難がある。操作に慣れさえすれば簡単にトロフィーが取れるが、終盤のケロタンを撃つのはなかなか難しいところがあるのでこの評価となった。

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