レビュー詳細

PSN配信タイトル(英数字) 2014年 2月 09日 501
Minecraft
(Updated: 2016年 8月 04日)
ほのぼのとした雰囲気と、角ばった世界が特徴的な本作。
遠い過去にコンプリートした作品のため、当時のことをうろ覚えながら語らせていただきます。

 ※ ※ ※

端的に申し上げれば、ほのぼのとしたゲームが苦手だというのにプレイし始めた、あの日のことからになるだろうか。
級友と共にこのゲームをプレイしたことをきっかけに、適当なブランチマイニングに明け暮れる日々が始まった。

目的のない旅。プレイ時間は無造作に、ごみ箱の上に積もる塵紙のように増えてゆく。
何度となくその庭を更地にしては、新たな世界を創造し、森林伐採、放火、殺人、監禁、と罪を重ねた。
そのような、自堕落な生活に終止符を打ったのが、神々しく光を放つプラチナトロフィーの存在である。

人生の目標を得たスティーブは、モンスターのいる世界へと足を踏み入れた。
汗水流して敷き詰めたレール。突如、頭上に姿を見せたダイヤモンド。
村人との商売で得たエメラルドがチェストの隅でその瞳を見つめた。
その、野望に燃えるスティーブの眼を。
夜の平野で、共に死線を掻い潜った矢じりが、その目を鈍く映した。
その、闘志が滾るスティーブの黒目の奥までをも。

来れる『暗黒世界の巨竜』との闘いが、彼を焦がす。彼の火を加速させる。
滴る血を横目に、スティーブは矢を飛ばした。
狙うは、憎き黒竜。翼をばたつかせ、彼の頭上へと降り立つ、食物連鎖の頂点である。
彼が放った矢は、段々と負の方向へと加速しながらも、着実に竜に近づいていた。
ついに、その時は来る。
視界から消えゆく『エンダ―ドラゴン』の最後を看取り、スティーブは姿を消した。
暗黒世界でも、平和なる大地でも、赤く震える地獄でもない。
スティーブが立っていたそこには、溶け切ったろうと無数の光輝く賞杯が残されていた。

 ※ ※ ※

言いたいことがあるとすれば『スナイパー対決』に関する文句くらいでしょうか。
スル―して下さって構いません。
五十メートルと言われ、その通りにやってもトロフィーが取得できないので困っていたところ、高い地点(スケルトンのいる位置から五十メートル以上離れた即席の高台)から放った矢が何の意味も成さないことと知って、軽く唖然としました。
距離はしっかりと、五十メートル以上離れていると言うのに。
まあ、結果的にトロフィーコンプリートを達成できたので構いませんが。
二度とほのぼのゲームはやりたくないですね。

主は、本作を楽しいと思ったことはありません。
友人とプレイしていた頃に感じた高揚感は、友人とのプレイだったからこそ感じられたものです。
一人で何の目的も持たずにプレイすることを前提に購入を考えている方は、もう一度思考を練って下さい。
このゲームには無限の可能性があるとおっしゃる方がいますが、私はその考えが間違っていると思います。
このゲームは、人間に秘められた才能や想像力を助けるツールでしかないのですから。
思い描く世界があるなら、このゲームはとても良いキャンバスになるはずです。

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