レビュー詳細

RPG・SRPG 2015年 10月 02日 9530
夜。暗がりに潜む、邪なるあやかし。
(Updated: 2016年 10月 18日)
アトリエシリーズで名を轟かせた、コアなファンを持つゲーム制作会社『ガスト』と、
無双シリーズで名をはせた『コーエーテクモゲームス』による、夢のコラボレーション。
完全オリジナルで重厚なストーリー。手に汗握るアクション性。

茶番はここいらで切り上げることにして、目を覆いたくなるような現実に向き合うとしましょう。
こちらの『よるのないくに』と言うゲームは、キャラクターデザインとその設定の良さから、
多くの方々に期待を寄せられていたタイトルでありましたが、
シナリオの出来が良くなかったが故に知名度を伸ばすことが出来なかった、
何とも哀れな作品でございます。
キャストの方がおっしゃる通り、とても短いお話でございました。
憎めない男性陣と不自然な巨乳美女たちが巻き起こす失笑珍道中。
これならまだ、いや、増えませんね。買い手。

えー、さて。うん。今回は、あー、まぁ、何とか楽しめましたよ。
エクストラコンテンツの充実性などは、滅茶苦茶に最高でしたとも。ええ。
難関トロフィーに関しましては、頑張れの一言でどうにかなるものしかございません。
強いと思われる敵は、闘技場における最終課題の討伐対象邪妖の女悪魔ぐらいですのでご安心ください。
まあ、ボス格の邪妖と言えど、所詮はアーナスさんの成長過程での踏み台に過ぎないため、ごり押しで何とかなります。
ゲーム難易度もトロフィー取得難易度も高くありません。
ただ、精神的に微妙な時間を浪費する覚悟がある方にのみ言える、限定しての話ですが。
主は、中途半端にトロフィーを獲得している状態を、嫌だと感じたからプレイしたにすぎません。
決しておすすめ出来ない作品でございます。

今回のレビューで一番に申し上げたかったこと。
それは、はりぼてに騙されてはならない、誑かされてはならないと言うことです。
近年、日増しに姿を現し始めた、中身の無い、見掛け倒しなはりぼてにはご注意ください。
フルプライスで買わなくて良かったと思える、数多きタイトルの一つでございます。

追記。
気にされる方は少ないかも知りませんが一応書き足しておきます。
普段使いでは気にかからないとおっしゃる方には結構なお話ですけれども、
ルールとして、守っていただきたいので。
感嘆符(エクスクラメーションマーク)の後ろには全角スペースが空いておりませんと、
文としておかしいのだと主は教わりました。
シナリオライターの方が守れていないというのは、まさに言語道断。
シナリオ以上に、何とも悲しくなるお話でした。

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