アンビションレコード

トロフィーリストだけ見るといつものケムコゲーのように見えるが、プラチナ取得率は15%以下と同社販売のRPGとしては異例の低さです。関門となるトロフィーはリスト下2つ、修練場の特定ジョブコースをクリアするというもの。後ほど詳しく解説します。

【傭兵団の戦い】〜【平和を求めて】
RPGお馴染みのストーリートロフィー。クリアまで進めれば自動的に集まります。

【四人の傭兵団】
ノーマルED後データをロードすると出現する古の洞窟をクリアし、真・破邪顕正の剣を持った状態で再度ラスボスを倒すとラスボスの強化形態が登場。こいつを倒せばハッピーEDとなります。怨念の獄というもっと難しいダンジョンもあるがコチラはトロフィーには関係なし。

【見習い傭兵稼業】〜【円熟傭兵稼業】
5000、15000、25000歩歩けば取得。普通にやってれば他トロフィー取得までに勝手に取れるかと。

【お宝好き】〜【お宝博士】
宝箱を50、100、200個空けると取得。全部で250個くらいはあると思うので数的にはかなり余裕あり。ケムコ恒例の残数確認アイテムこそないが今作は隠し通路なし、しかもミニマップに宝箱の位置が赤丸で表示される親切仕様なので余程適当にやらない限りは問題なく取得できる。

【勇敢な傭兵】〜【豪傑な傭兵】
敵を100、400、800体キルで取得。かなりユルいのでEDまでに普通に出ると思う。

【装備素人】〜【装備達人】
装備の合成か改造を20、40、80回すると取得。まとめて合成すると1カウントしかされないっぽいので面倒でも1個ずつ合成してやればすぐです。

【全依頼達成】
サブクエを全てクリアする。今作は傭兵団アジトの受付で受注する仕組みなので一々街巡りをして探す必要は無くなった。一部クエストで戦うボスの中には異様に強い敵がたまに混じってるが、時限ではないので話を進めてレベルが上がってから挑戦すればOK。

【剣聖格闘家】
修練場の剣術家コースをクリアすれば取得。剣術家には中盤のとあるサブクエをクリアすれば転職可能になる。解禁されたら修練場の右側カウンターで受付可能。なお、○○(ジョブ名)コースといかにもな名前がついているが別にそのジョブについている必要はなく、あくまで転職可能な状態になっていればどのジョブでも挑戦できる。

【占い上手な格闘家】
【歌える格闘家】
問題児。条件は剣術家同様、修練場の該当ジョブコースをクリアするだけなのだが、【占い師】【吟遊詩人】のジョブはゲーム本編を遊ぶだけでは転職できず、ゲーム内ガチャから転職用アイテムを引き当てる必要がある。ガチャを引くにはプレミアムチケットか100ARP(3戦闘ごとに10P。要は30戦で1回。一応1000Pで11連コースもあり)が必要。所謂ボックスガチャ形式(一度引いたアイテムが出てこない現実のガチャガチャや一番くじに近いシステム)のため、引き続ければいつかは出るが、アイテム数は200個以上、URだけでも20種もあるため余程の豪運がなければひたすらチケ集めの作業を強いられる事になる。
私は自他共に認めるガチャ運弱者のため、モチベの高い本編攻略中は転送装置を一切使わず常に徒歩で移動し戦闘回数を稼いだが、怨念の獄ボスを倒した時点でもやっと2500P程度。チケットはゲーム内表彰報酬で手に入るが僅か11枚。この程度で1%以下のアイテム2種なぞ出るはずもなく、残りはノーマルED後に解禁される修練場特別コースを回して稼ぐ事になります。コチラは1回勝ち抜くごとにプレミアムチケット(3回戦なのでついでに10ARP)が確実に入手できます。ただし敵はそれなりに手強くノーマルED直後くらいだとまず返り討ちにされるため、古の洞窟と怨念の獄を先にクリアし、ある程度レベリングしてから挑むのを推奨。
最初の内はそこそこ時間がかかるが、レベルはモリモリ上がるしガチャの副産物で強力な装備品やドーピングアイテムも手に入るため、やればやるほど楽になっていく。
術の威力が高めなため、魔法使い2(アレクシア＋1)僧侶2に振り分け、INTバフ、INTデバフ、エンジェルブレスをかけながら全体攻撃術を連打する方法が一番楽だった。特にアレクシア専用技のグラビティホールは範囲全体かつ敵の行動ゲージを押し戻す強技のため、ドーピングでINTとSPDを上げておけば殆ど敵に行動させずに勝つ事も可能。この2種のステを上げるアイテムは全部アレクシアに使おう。最終的にはチケ1枚5分もあれば獲得できるようになった。

【評価】
転職の必要性が薄い等練り込み不足な感はあるものの、ケムコ作品としてはゲームバランスは比較的良好、デフォルメされた3Dキャラグラフィックは愛嬌がありジョブを成長させていくとグラも変わる等、スタッフのこだわりも感じられた。
それだけに8種しかないジョブの内2職への転職アイテムが低確率のガチャからしか手に入らないという、トロフィー抜きにしても酷い仕様なのは非常に残念。私の引き運だと残り10個切るまで転職用アイテム2種引ききる事ができなかったため、上記修練場の作業を10時間以上やる羽目になった。他作品でもRPGなら10時間超の作業は特段珍しいものでもないが本編のボリュームが少なく、プレイ時間から相対的に見た当該作業時間の占めるウェイトが大きい事(作業抜きのプレイ時間はゆっくり進めても15時間程度)や、なまじガチャなだけに引ければすぐ終わるという人間心理が働くせいか体感時間は実時間以上に感じられる。おそらくトロコン狙う人以外で転職できた人は殆どいないだろう。某ジョジョの「無料で遊べちまうんだ」もそうですが、基本無料のソシャゲだから許される常識を買い切り型のゲームに持ち込むのはマジでやめてほしいですね。

コンプ難易度はガチャ運良ければ⭐︎1でしょうが、期待値的に半分以上は引かないと揃わないと思われる事とそれに伴うストレスから⭐︎2としておきます。