レビュー詳細

討鬼伝2 人気
アクション 2016年 7月 28日 6544
福は外
(Updated: 2019年 2月 02日)
コンプ難易度 
 
3.0
討鬼伝初代、並びに極コンプ済み。DLC適用パッチであるVer1.02で進行後、全任務達成のためにVer1.00で再走しました。
個人的には良い意味でも悪い意味でもオープンワールド=バグゲーのイメージしかなく、更に極の出来がアレすぎたので、2の第一報を聞いた時、狩りゲー部分の調整もうまく言ってないのにオープンワールドに手を出すの?とあまり期待していませんでした。
各種バグ発覚前の感想として、狩りゲー部分の出来「は」改善されています。が、他の部分で足を引っ張っており、狩りゲー部分も「改善した」というよりは今回の調整が「偶々上手くいった」といった所。
バグの詳細が明らかになった現在ではよくも悪くもないゲーム部分に塩対応を上乗せした、何を評価材料とするかで良悪がはっきり分かれる非常に判断の困る状態。個人的評価は、ゲーム呼称はかろうじて出来る程度。
ただし、多数の不具合(顕著なものは「雅」の領域の転移石消失バグや後述のトロフィーバグ)を認知しておきながら不具合の告知すらすることなく夏季休業に入るという、バックレと取られかねないアフターフォローのなさは非常に大きなマイナス。討鬼伝シリーズだけで見た場合、シリーズを追うごとにこの点は酷くなっているので、バグよりも先にスタッフの姿勢を直すべきなのかもしれません。

・金眼四ツ目の守り人
Ver1.03にて解除可能に。
私はVer1.02環境下で一度残影バグ、破天バグ、魂バグいずれも未使用の状態で全制覇し、その後、Ver1.00で残影バグ、破天バグを使用して獲得しました。
前作無印や極と比べると複数討伐系や速攻任務は控えめになり、単独任務は完全撤廃。作業耐性さえあれば十分消化可能なものである、はずです。
オンラインでやる場合も極ではキックアウトの対象になりやすかった防や癒のスタイルにも火力特化の構成が用意されており、幅広いプレイスタイルでやることも可能になっています。
難所を挙げるとすれば、進行度11のキー任務、伏魔殿と進行度12の暗黒星雲。前者は2体同時を維持しながらの3体討伐。後者はやり方次第で3体同時の混戦になる任務。
武器種によって得手・不得手の極端な敵ばかりですが、伏魔殿のアヤナシを除き、大なり小なり完全破壊によって弱体化するものばかり。前者はメズコンゴウの足をいかに早く潰せるかがポイントになるはずです。
後者は時間経過でダイテンマが、カガチメのタマハミ化でバンケイトが出現し、バンケイトは分断が可能なので、手順を知っていれば伏魔殿より楽に攻略することも可能です。

最後に、増援フラグ折れについて。破天バグを使わない場合には基本的に出くわすことのないタイプのバグで、出くわすと任務がクリア不能になる厄介なシロモノです。
Ver1.03にて破天バグが修正され、これが発生する可能性はゼロに近くなっていますが、修正されているのか微妙なところもあるのでそのまま残しておきます。
ほとんどの任務における増援の条件は先に出現している大型鬼を倒すか、時間経過が条件になっていますが、以下の任務について、鬼のタマハミ化が増援の出現条件になっている関係で、詰む可能性があることが確認できました。自分の時になったのを中心に憶測で書いているので、ミスがあるかもしれません。
どちらかと言うとこのフラグ折れについてはバグというよりは設定の甘さが破天バグによって露呈した配慮不足によるものと思われますが、オンラインで麻痺ハメをしている場合だとこの状態にならないと言い切れないのが厄介。
あと、元々破天でハメにくい部類だったためここには書きませんでしたが、先の暗黒星雲も詰む危険性があります。

進行度9 怒涛の水泡
2体目のムクロマネキのタマハミ化で増援が出現。タマハミ化する前に2体いるムクロマネキを全て倒すと3体目が出現せず、詰む。
進行度12 臨界点
ゴウエンマのタマハミ化で増援が出現。タマハミ化する前に倒すと増援のテンキュウバッコが出現せず、詰む。

・カラクリ親方
素材集めのコツを知っているかどうかで難易度が激変するトロフィー。回路作成に必要な素材は集団任務「巡回ノ任」にて確実に1つ入手できますので、これを知っていればただの作業。
Ver1.03にて、共同任務で補給隊を救援するとカラクリ用素材がよろず屋で販売,補充されるようになり、初期バージョンよりは作業度が落ちました。
一方で、フィールドで探そうとなると特定のポイント限定、かつ低確率入手とただの苦行。カラクリ探索が微妙なままなので、難関トロフィーなのは変わらないようです。

・モフモフ体験
個人的に苦労したトロフィー。条件自体は天狐に餌をやり続けるだけなのだが、天狐を拠点に連れてくる部分に落とし穴がありました。
今作では天狐を7体まで拠点に置くことが出来るのですが、拠点での表示上限は3体。上限を超えた場合の入れ替えの選択権がないので、天狐を連れてきたことで好感度を上げていた天狐がいきなりいなくなることも。
バグというよりは配慮不足という点が大きいため、泣きを見ないように注意されたし。

・英霊の救世主
今作では領域に関係なくドロップする仕様になっており、また、ドロップ率アップを維持しやすいので難度はかなり落ちています。
今作でも朧からのドロップはありますが、出現位置が固定のものがいることと、しるべ全回収の特典として鬼の目を使用せずともマップにマークが表示されるため、見つけるのは簡単です。
コガネムジナについては、Ver1.03でオープンワールドの難易度変更が可能になり、更にそこからのミタマドロップの報告もあるので、固定出現するところを回るだけの作業に。

・英霊の理解者
今まで同様、同じ名前の組合せスキルでも組み合わせたミタマによって別扱いされることに加え、今作では禊効果や食事効果もこの対象になっているので、300種類の到達は簡単になっています。

・目に焼き付けし者
こちらは収集アイテムであるしるべを集めるトロフィーで、碑文と違いノーヒントであるため攻略サイトなどを元に自力で集める必要があります。
その中でも厄介なのが、高低差を考慮されていない点。その幾つかが木の上に配置されており、見上げないと確実に見落とすようになっています。
細かい場所については文字にするには複雑で、更に言えば既に攻略サイト等に情報があるのでここでの記載は割愛しますが、「武」の領域に2つ、「戦」,「雅」,「乱」,「古」の領域に1つ、木の上にしるべがありました。
一応、鬼の目を使えば見つけやすいように配慮はされていますが、そんな配慮するくらいなら高所に配置しないで欲しかったですね。

・解き明かす者
こちらは収集アイテムである碑文を集めるトロフィーで、対象物に近づくことで未読のものに限り?と表示されるので、しるべよりは見つけやすいはずです。

作業の内容自体は1無印とほぼ同じ。ですが、トロフィーに関わる部分で面倒だったものは大きく改善されており、無印や極程露骨な水増し要素はなく、普通にプレイする範囲+αでプラチナまで取れるようになっています。
ゲームについて評価が割れやすいとは先に書いたものの、こうして文章に書いてみると調整が杜撰ですね。続編制作への意欲を持つことそのものは悪く無いですが、だからといって適当に作っていいってわけでもないでしょうに。

レビュー

コンプ時間
140h弱(放置込み)、30h(Ver1.00再走、放置込み)

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