ハッピールートを終わらせて

「アーキタイプ・アーカディア」や
「最悪なる災厄人間に捧ぐ」を作っている
株式会社ウォーター・フェニックスの新作で
いわゆるタイムリープ・並行世界モノとなる作品です。
キャラデザ・シナリオは過去作と同じR氏。

当初はプレイヤー（つまり本作をプレイしている側）がいて
主人公がいてというゲームの中の世界と思われがちな感じで、
ゲームの中の世界が現実で、プレイヤーによって選択肢を選ばされている
という形になっているのでゲーム的にはフローチャートがあって
選択肢があって操作側は自由に任意のポイントに移動できる
これは他の選択肢型アドベンチャーなら出来る物の方が多いのですが
本作は基本的に読みゲーの位置付けに近く出来る事にほぼ制限があります。

選択肢はありますが未来視を使って言霊を集めて真選択肢を出現させると
間違った選択肢を選んでも主人公がもう選んだ項目として
扱うので選べなくなります。

本作のトロフィーは全エンディングに到達するというものになっていますが
必ずバッドも含めて通らないと話が進まない作りになっているので
不可避要素なのであまり意識しなくても良いです。
セーブデータの管理みたいな事はしなくてもいいです。
進行具合はオートセーブされています。

バッドエンドに到達しても、その時の記憶を引き継ぐという形になっているので
これの積み重ねで最終的には真ルートという流れになっていきます。

花咲来歌（クルル）の話をほぼ進めるとチャート見ても変化がないようにも
見えますが、3つに分岐して4つエンドに到達している箇所の付け根を
もう一度読み進めると新しい分岐が出ます。
（こういうのが割とあり終盤はほぼわからない）

他にも隠れルートとして第一章の葬式を笑うという選択とルートは
別にもう1つあり、全く違うエンドに派生している（エンド22トロフィー獲得）
のでこれはかなりわかりにくいですがフローチャートが不自然なので
よく見ると分かる感じです。

既読のみスキップにしていると変化がわかると思います。
スキップできるならどこも変化していないと思うので。
わざとバッド選択肢をしつこく選ばないといけない箇所もあります。

本作、終盤になるとスクショ禁止区域があるのでPS4版をPS4本体でプレイするなら
自動的なスクショだけは禁止区域内でも作動するのでプラチナスクショは撮れますが
PS5本体だと恐らく例えPS4版でもスクショ不可にされてしまうので
PS4版をプレイする時だけPS4本体でのプレイ推奨（スクショ残したい場合だけ）で
PS5版はスクショも動画も残りません（スマホで動画撮影すれば残せる）

本作は普通に読み進めても約24時間程度で終わります。

難易度は普通に★1.2程度です。

エンド22　隠し分岐「葬式を笑う」別ルート
エンド23　ノーマルエンド（最後の最後まで選べないので灯台下暗し）
エンド24　トゥルーエンド
エンド23と24はかなりわかりにくいです。どっちが先になるのかは
どこの選択肢に干渉したかによって変わるので（究極の隠し要素）
同じになるとは限りません（攻略サイトが存在しないので微妙な変化がわかりにくい）

コンプ時間
PS4版　約24時間
PS5版　約6時間
セーブデータの互換性はありません。