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アドベンチャー 2013年 8月 23日 3758
アユミとマリヲがヒロインです。
(Updated: 2013年 9月 21日)
トロコンは容易。分岐もあるもののフラグ管理も必要なくほぼ一本道であり、各種マルチエンディング回収も容易。普通に読み進めて20時間強のボリュームです。

前作が非常に秀逸だったため今作も期待感が高めでしたが・・・、ちょっとだけ惜しい作品だった気がします。トゥルーエンドまわりをもうちょっと作り込んでほしかった気がします。謎だらけのストーリーがヒロインを中心に徐々に溶解していく様子や、個性的な登場人物達(見ごたえのあるイラスト)、人物間の各種設定(前作同様絆を感じさせてくれる?)は面白いと思います。序盤からの何気ない出来事やセリフなどの伏線も最後に一気に回収できているのでそのへんはさすが5pb(mages)とは思うのですが・・・。

トゥルーエンド後の補完ストーリーはなかなか。アユミとマリヲの生い立ちはもっと掘り下げてEXストーリーとしてなんかひとつほしかったなぁ。
あんだけ個性的な二人なだけに惜しい気がします。別に次回作でもいいんですがね・・。

解離性同一性障害(多重人格6人分)のヒロインと記憶障害の主人公が、警察と残虐無垢な殺人鬼(男の娘)から逃げつつ、仲間達と絆を深め合い、別れ、悲しみを乗り越えて自身とヒロインの過去に立ち向かうという、ざっとに言うとそんな感じのストーリーなのですが、ヒロインのなかにある個性的な各種人格の個性の強さやマリヲの人間味が無いくらいの残虐非道っぷりにくらべて、ヒロインの統括人格の押しの弱さが気になります・・。っていうかそれが一番残念な点だったような・・・。ってことでヒロインはアユミとマリヲでいいです。マリヲエンディングの実装をしてほしいんだよなぁ・・。

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