ひぐらしのなく頃に粋

当時の同人界隈を震撼させた一作。私も漫画版がきっかけで本作にのめり込みました。
CERO Zで出したくなかったPS2版当時の事情からか、肝となる演出の殆どがCG化されておらず、所謂「顔芸」に偏っており、見所のシーンをイメージで補わなければいけなかったのは、個人的には大きなマイナスポイントでした。

このゲームは純ノベルゲームのため、今までのレビュー同様
①別ゲー要素があるかどうか、また、その難易度
②スキップ機能が備わっているかどうか
③分岐がランダムのものが存在するか
から判断。

順に、
①クイズがあり、シナリオの一部はこれをクリアすることでも開放可能である。
　ゲームオリジナルの要素や、シナリオでのエンディングテーマ、
　モブ役の声優など、原作知識だけではどうにもならない問題もあるが、
　元ネタのクイズ番組同様短時間で終わるため再挑戦は容易。
②未読スキップ可。また、既読であれば、チャプターエンド、
　もしくは選択肢まで1ボタンジャンプ可能。
　ただし、普通に読むことを想定したと思われる、10万クリックトロフィーがあるため、
　楽して取りたい場合、連射コントローラを使用して疑似スキップを行うなど、
　工夫が必要となる可能性あり。
③ランダム分岐はなし。ただし、2週目以降に出現する選択肢あり。
　TIPSの一部はこの仕様を理解していないとコンプ不可。
　また、余談ですが、CGの1枚を本編のボツとして楽屋裏座談にて公開する点に注意。
　この楽屋裏はトロフィーに絡まないため、見落としやすいです。

上記テキストの仕様に加え、ゲーム複数本分のシナリオを1つのゲームとして1本化しているため、トロフィーとしての効率は非常に悪く、ブースト向きではないです。

が、読むだけで終わり、抜け道もある以上☆1以外の選択肢を設けることができないことも事実。
1～2個のシナリオを細々と長期的に読むのが負担が少ないかと思われます。

全部しっかり読んでやっていくと尋常じゃないボリュームに気が触れます。コミックスもほぼ読んでおり原作の雰囲気をどこまで表現できているかという意味で比較しながらのプレイだったので、より辛かったです・・。

プレイしていく上での注意点としては、ＴＩＰＳを入手したらその場ですぐ読むようにしましょう。ＴＩＰＳを読んでいないと出現しない選択肢やＣＧなどが数多くありますので。

圭一「ADV系で、この時間は半端じゃないな」
魅音「これって何かの嫌がらせ～？ オジサンはヘトヘトだよ～」

・とある奇跡の積み重ね
これは勝手に取れるようなものなので意識せずとも良い。

・やはりこのゲームのクリック回数はまちがっている
50万クリックはあるのでオートなしで書庫の2つ付近くらいで勝手に取れます。

・ムービーマイスター
プロローグをスキップしない事＆ゲーム開始時のOPをスキップしない事　これで埋まります。
意外にも盲点があるのでトロフィー取れない場合は片っ端のプロローグを見ると取れたりします。
少しバグのようなものがあります。

・ミュージックマイスター／ピクチャーマイスター
最後に開放されるお疲れ様会の中に1曲・CG1枚があるので注意。
基本的に全てのお疲れ様会を見ていれば問題はありません。

・「羞晒し」読了／あの日、あの場所、全てに「ありがとう」
同時獲得します。意識せずとも良い部分です。

細かくは書ききれないので、攻略ブログのURLを掲載しておきます。
http://dsadv.blog66.fc2.com/blog-category-86.html
トロフィー獲得タイミングも記載されています。

圭一「難易度3にした理由を教えてやるぜ・・・とにかくだなテキスト量が尋常じゃないんだ」
レナ「読了系は簡単にお持ち帰り～出来ないんだよ、はぅ」
詩音「完全スキップは出来ないんですよね・・オートより連打の方が早いかも？」
羽入「トロファー泣かせなのは確実なのです・・あぅあぅ」
圭一「長期戦は覚悟して挑めって事だな・・・ストーリー・音楽は悪くないんだが」
一同「キツイって意味の難易度3！」

200時間以上ってのは嘘でもなんでもなく本当に必須となる時間なので1週間も要しました・・。
詰め込みすぎ・・いくらなんでも。