ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル

あ…　ありのまま 今　起こった事を話すぜ！

「おれは　このゲームを始めたと
思ったら　いつのまにかトロコンしていた」

な…　何を言っているのか　わからねーと思うが　
おれも　何をしたのか　わからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…　

ペルソナだとかスパ4だとか
そんな厳しいもんじゃあ　断じてねえ

もっと簡単なものの片鱗を　味わったぜ…

カプコン製のジョジョゲーはよくプレイしており、本作も楽しみにしていたソフトの1つだったのですが…。
「格ゲーではなくジョジョゲー」という公式発表の通り、確かに格ゲーとしての出来はイマイチです。ではキャラゲーとしてなら楽しめるのかというとそうでもなく、色々と不満の残る作品でした。

トロフィーに関しては、ストーリーモードをクリアする頃にはほとんどのものを取れてしまうほど難易度は低いです。オンライン関係や対人系のトロフィーが存在せず、この手のゲームにありがちなシークレットミッション全達成やギャラリーコンプ等も不要。普通にストーリーモードをクリアしてエンディングを見たら、あとは取得条件を意識しつつ取り逃したトロフィーを集めていけば、それほど苦労せずにプラチナゲットできるでしょう。

「原作キャラクターや演出の再現」という面やグラフィックに関する部分では満点といってもよく、トロフィーコンプが簡単な点も「ジョジョは好きだけどゲームは苦手」という人には嬉しい魅力ではあったと思います。しかし、肝心のゲーム部分やシステム周りはお粗末なのに、DLCでしっかりお金は取ろうとしてくる姿勢には『吐き気を催す邪悪』を感じました。

原作への『愛』を声高に謳うのなら、元々の原作ファンしか楽しめないゲームを作るのではなく、このゲームをきっかけに原作に興味を持ってもらえるくらいの作品を作って欲しかったです。

ジョジョに関しては知らないまま友人の薦めで購入。プラチナは過去最短でした。
トロフィーはストーリーモードをクリアする頃には大半が集まっています。
あとは行動系のトロフィーをプラクティスで、ギミックとシチュエーションをVSで取れば完了。
ギャラリー購入はボイスを500個かえば一番お安く済みます。
ストーリー中にシークレットアクションを意識しながらプレイすると後からやり直す手間が省けて楽です。
全部取る必要はありません。

ジョジョは詳しく知りませんが、キャラゲーらしい演出は楽しめました。アジサイ、カブトムシ、廃墟の街…
オントロなし。対CPUはサポート使用可。誰でもコンプ可なので難易度１とします。

まさか発売日当日にレビューを書ける日が来ようとは夢にも思わなかった。
これまでにも１０時間以内にプラチナ取得できるタイトルは幾つもあった。
しかしそれは攻略情報前提に取得可能なものだった。
このタイトルは違う！予備知識ゼロで短時間に取得できてしまうのだ。
トロコンについて何も迷う必要は無い。躊躇する必要も無い。
格闘ゲーム初心者でもボタン連打で取れるレベル。難易度★0.5にしてもよいくらい。

オンライン要素は一切無し。
いわゆる「稼ぎ」プレイをする必要も無し。ストーリーモードを一通り終えたころには十分な資金が貯まっています。
ステージギミックやシチュエーションフィニッシュ等、全てオフラインモードのバーサスモードで取得可能。

宣伝や広告に力を入れた作品にも関わらず、この容易さは一体なんなのだろうか。
トロフィーに頭を悩ませることなく純粋にゲームを楽しんで貰いたいメーカーの優しさなのか。
はたまたトロフィーに対する痛烈なアンチテーゼなのだろうか。

これまでトロフィー集めに熱中してきたが、トロフィーとは何か、ゲームとは何か、を問われている気がしてならない。

ジョジョの奇妙な冒険１部～8部のキャラが入り乱れる格闘ゲーム
いわゆるキャラゲーというやつ。

●トロフィーについて
特筆してレビューすることもないくらい、すべてのトロフィーが簡単。
ストーリーモードはボタン連打で初心者でもクリアできるし、ストーリーモードをクリアしていれば8割方のトロフィーは自動的に集まる。
ギャラリーアイテムは50Gの安いアイテムを500個買えばいい。お金稼ぎなどの作業をすることも無い。
シチュエーションフィニッシュとステージギミックはバーサスモードで。
取り残したシークレットトロフィーなどは練習モードでやればいい。

●難易度について
とにかく、老若男女誰でもコンプ可能。
プラチナがあるゲームの中では、トップクラスの簡単さです。

●総評
ジョジョゲーとしても微妙。格闘ゲームとしては壊滅的つまらなさ。
でも、トロフィー収集家には至高の一本なんじゃないですかねぇ……
スピードワゴンになると思うので、値段が安くなったら中古でやってみるのもいいかもしれません。