レビュー詳細

GOD EATERシリーズを手掛けるシフトが制作に関わっているとのことで、体験版を試しにプレイ。ロストプラネットを彷彿とさせるワイヤーアクションに惹かれ、発売日に購入。
発売日近くは別のゲームをプレイしており、その時にオンラインがインフラ非対応と知り、インフラ解禁までプレイを見送り、紆余曲折の末コンプ。
体験版プレイ時に感じたこととして、共闘よりは対戦に比重を置いてそうな作りだったため、公式で推している共闘の面は完全に切り捨てていました。
実際、後に対戦要素が実装され、ジャンルもTPSとしての趣が非常に強いため、今までの共闘ゲームと同じ感覚でプレイすると痛い目に会うかもしれないです。

トロフィーについて、最初にロストプラネットっぽいとは言いましたが、地区ランキングNo.1を始めとした無茶苦茶なものは勿論、対戦トロフィーすらないので、そこは安心してください。
しかし、オンライントロフィーがいくつかあるので、オンライン環境(+オンラインパス)、もしくはPS Vita2台がないとプラチナ獲得は不可能ですので注意。
大まかな分け方は以下の通り。ここで挙げていないのはオンライントロフィー2つを除き、その過程で取れるはずです。
・シナリオトロフィー
第6情報位階権限から難易度が跳ね上がります。それ以前でも手順を間違えればアブダクターが2～3体固まった中での乱戦が確定するややシビアな設定のものも多数。
クリア後にあたる第8情報位階権限のミッションを含め、通常ミッションは全てオフラインでクリア出来ましたが、TPSの経験が浅い場合そこそこ難しめのバランスになっています。
稼ぎミッションのロ100号作戦をマラソンしておき、手に入った恩赦ポイントをNPCの強化に充て、現時点でのLvMAXにしておけば火力面で困ることはないはずです。
また、ソロを含めたメンバー完全固定のミッション以外はオンラインでメンバーを募れるので、どうしてもクリア出来ない場合はオンラインモードでプレイしてみましょう。

・懲役50万年に到達(刑期、恩赦ポイント関係)
ロ100号作戦が減刑10,000年(恩赦ポイント同額)、1回あたり早いと40秒、遅くても3分程と稼ぎ特化のミッションになっており、これを何度も繰り返すことで刑期、恩赦ポイントについては気にする必要がなくなります。
が、後述の「最強のDIY」に絡む資源素材廃ケーブル：高精度、廃ケーブル：超精度を入手できるため、ミッション終了後のインターバルはスキップせずに資材回収に充てたほうがいいかもしれません。

・最強のDIY
ブロンズでありながら本ゲーム最難関のトロフィー。
通常のLv5以降、怯み、炎、雷、氷、Will'Oの5属性への派生と通常のままLv6～10へ強化する6パターンあり、派生する5属性は派生後またLv1から強化し直しの仕様ため、トロフィーだけを狙う場合は通常のままレベル10まで強化するのが一番簡単です。
一番簡単な通常強化でも、資源回収特化のミッションがない事と、ミッションに失敗すれば獲得していたアイテムが全没収される仕様のため、フィールド資源の回収が一番苦労すると思われます。
アブダクターの最上級ランクの資源の入手もミッション構成故に集めるのは苦労しますが、オンライントロフィーがあることも踏まえ、オンラインで募集を募りながら集めていったほうがいいでしょう。

・大地を駆ける虎～混沌ノ来訪者
ラスボスにあたるペルタトゥルムのトロフィー「混沌ノ来訪者」以外は攻撃パターンを把握しきっていればそこまで難しくはありません。その気になれば初見、ないし数回の挑戦で獲得できると思います。
が、ペルタトゥルムだけは例外。触鎖の行動速度、展開数が尋常ではなく、比較的安全とされている屋根付きの扉付近でもブレスは届く運ゲーっぷり。
幸い、NPCのレベルを上げておけば10～15分程度で攻撃を加えることなくペルタトゥルム本体を倒すことができるので、最低でも触鎖を乗り切るだけの装備を用意し、可能なら箱状の部位を溶断し、復活を阻止出来るようになれば成功率も上がるはずです。

難しい、と言うよりは若干理不尽なゲームバランスによりオンライントロフィー以外をソロでやるかそうでないかで難易度が変動します。
それでも、TPSとしてのゲーム難易度は低めで、オンラインで募集もかけられるため、そこだけを見ればそこまで難しくはないですが、資源入手の面倒さから☆2.5(☆3表記)にします。

やってみた感想としては、狩りゲースタイルとTPSは合わないですね。
ワイヤーアクションに惹かれた、と冒頭に述べましたが、それ以外の部分の制約がきつく、光る部分はあったけどそれを上回る数のダメな部分で台無しになっているところが目立ちました。
お馬鹿なNPCのAIが「仕様」でああなっているとのことなので、理不尽で難易度を上げないでくれ、というのが個人的な意見です。