レビュー詳細

RPG・SRPG 2017年 6月 25日 5856
八百万の神々
(Updated: 2018年 10月 29日)
コンプ難易度 
 
2.0
 

 日本神話、日本昔話をベースに作られたシミュレーションRPGです。
 このゲームを一言で例えるなら、まさに『和製ファイナルファンタジータクティクス(FFT)』です。
 戦闘システムやワールドマップの仕様など、FFTを彷彿させる要素が満載であり、FFTが大好きだった私にとっては本当にドストライクな作品でした。
 トロフィーについてですが、時限要素は存在しないものの、全ての仲間のレベルを最大にしなければならなかったりと、ある程度の作業を求められる内容になっていますので、それなりに時間はかかるかと思います。



 以下、トロフィーレビューです。
(※公式トロフィーの並び順に上から解説していこうと思ったのですが、順番が微妙なので、わかりやすいように並び替えています。)



【黄泉訪れし者】・【八尺瓊勾玉】・【黄泉からの帰還者】・【神々との調停者】
全てメインストーリー進行で獲得できます。



【神儀の担い手】・【奥儀開眼】・【秘儀の伝道者】
いわゆる必殺技である「神儀」、「奥儀」、「秘儀」を使用することで、それぞれトロフィーを獲得できます。
普通にプレイしていれば何度も使用する機会があるので、特に意識する必要はないかと思います。
ちなみに、「神儀」は一部固有職、「奥儀」は一部上級職、「秘儀」は最上位である特級職が使用できます。



【戦を極めし者】
全ての仲間(14名)のレベルを最大(Lv99)にすることで獲得できます。
おそらくこのトロフィーが最も時間がかかるものになるかと思います。
ストーリー攻略中にメインで使用しているキャラは、意識していなくても物語終盤には99近くになっているとは思いますが、固有職の性能の格差上全く使用しない者も中にはいるはずなので、そういったキャラはやしろの依頼で積極的に使用することを心がけておけば、後々楽になるかと思います。
経験値の仕組みはFFTと同じで、攻撃、回復、補助、アイテム使用等のアクションを1回行うたびに経験値が入り、1レベルアップに必要な経験値は100ptで固定です。

自分よりレベルの低い敵に攻撃・デバフ系統スキルを使用すると、取得経験値に補正が掛かり、10pt未満の経験値しか得られませんが、回復・補助系統のスキルを自分もしくは仲間に使用した場合は、補正が掛からないので、15ptくらいの経験値が得られます。
当然何も行動しなかったキャラは経験値が入手できないので、意味がなくても何かスキルを使うように心がけていれば、レベル上げが捗るかと思います。

なお、できるだけレベル上げに時間をかけたくない方は、以下を参考にしていただければ時間短縮になるかと思います。

・レベル上げを行う場所は、大江山の依頼「閉鎖坑の試掘」。(岩を1つだけ残して残りの敵を全滅させれば、こちらが行動し放題になるため。)
・レベル上げをしたいキャラは、まず「祈祷師」の「取得JPアップ」と「天星司」(法術師Lv6→精霊師Lv8→天星司)の「取得経験値アップ」を最優先で覚えさせる。
・戦闘メンバーの一人には男性限定職業である「神楽司」(祈祷師LV6→祝詞師Lv8→神楽司)を入れておき、奥儀「魂降りの奏」(味方全体の取得経験値を6ターンの間100%アップさせる)を随時使用させる。

上記をふまえた上で、何かアクションを行うと、1回で37ptの経験値(取得経験値アップが付いた装備品を装備すればさらに増加)が得られ、3ターンで1レベル上がることになるので、かなり効率が良いのではないかと思います。

ちなみに、この依頼中に仲間の操作を全員「AI」の「ヒーラー」に設定しておけば、岩を壊すことなく半永久的に回復・補助系統スキルを使用してくれる(スキルを覚えている場合に限る)ので、放置稼ぎが可能ですが、ときどき何も行動しない時がある上に、上記の奥儀も当然発動してくれないので、間違いなく手動で行ったほうが早いです。
ただ、どちらにせよ時間がかかることには変わりないので、育成作業が面倒な方は放置稼ぎを選択すれば良いのではないかと思います。
(※クマ、イナバ、カメの3名にあっては、一定ターン自身のスキルを使用不可にしてしまう固有スキルを発動してしまうので、放置稼ぎには向いていません。)



【生業を知る者】・【生業を極めし者】
全ての職業レベル(固有職を含む全36種)を最大(Lv10)にすることで【生業を極めし者】のトロフィーを獲得することができ、その過程で【生業を知る者】のトロフィーも獲得できます。
キャラ一人で全ての職業レベルを最大にする必要はなく、あるキャラが最大レベルに達していない職業でも、別のキャラがその職業を最大レベルまで極めていれば、条件を満たしたことになるので、全員で分散すれば良いのではないかと思います。

職業レベルを上げるには、ジョブポイント(JP)を稼ぐ必要があります。
基本的には経験値と同じで何かアクションを1回行うたびに入手できますが、経験値と違って敵とのレベル差による補正はありません。
また、消費MPが多いもしくはスキルレベルが高いスキルを使用するほど1回の取得JPが増加し、さらに主職業に設定している職業のレベルが上がるにつれて取得JPも上がっていきます。
こちらもある程度の稼ぎが必要なので、キャラのレベル上げと同時進行で行えば効率が良いのではないかと思います。

なお、時間短縮したい方は前述の「閉鎖坑の試掘」でのレベル上げ方法に付け加えて以下を参考にしていただければと思います。

・職業レベルを上げたいキャラは、まず「祈祷師」の「取得JPアップ」を最優先で取得させる。
・戦闘メンバーの一人には女性限定職業である「巫女」(祈祷師LV6→祝詞師Lv8→巫女)を入れておき、奥儀「神懸りの舞」(味方全体の取得JPを6ターンの間100%アップさせる)を随時使用させる。



【知識への誘い】・【術技を知る者】・【術技を極めし者】
全てのスキルレベル(固有職のスキルを含む)を最大にすることで【術技を極めし者】のトロフィーを獲得することができ、その過程で【知識への誘い】と【術技を知る者】も獲得できます。
職業と同じくキャラ一人で全てのスキルレベルを最大にする必要はありませんので、全員で分散すれば良いのではないかと思います。
スキルレベルを上げるには、職業と同じくジョブポイント(JP)を稼ぐ必要があります。
JP稼ぎにあっては前述の職業レベル上げを参考にしてください。



【十万葉を綴る者】・【百万葉を綴る者】
「葉」とはこのゲーム内のお金であり、やしろの依頼の報酬であったり、敵がドロップしたりと入手法は様々です。
この「葉」を10万稼ぐことで【十万葉を綴る者】のトロフィーが獲得でき、100万稼ぐことで【百万葉を綴る者】のトロフィーを獲得できます。
あまり無駄使いせずゲームクリアして、なおかつ全ての依頼を達成したとしても、40~50万葉くらいしか稼げていないと思うので、足りない分は所持品を全て売り払って、トロフィーだけ獲得できたら売る前のデータをロードすれば良いかと思います。
それでも足りない場合は、やしろの依頼を繰り返しクリアして稼ぐ必要があります。
その場合のオススメは、四ノ巻以降に受注できるようになる伏見の依頼「月影の襲撃者」です。
この依頼の報酬額は、5600葉とかなりの高額である上に、依頼自体も非常に簡単で、戦闘が始まった時点で敵がマップの中央に固まっており、自分達が挟み撃ちする形になっているので、広範囲にダメージを与えられる法術等を使用すれば一気に片付けられます。



【よろず屋へようこそ】・【装具を求めし者】・【装具を揃えし者】
「武器」、「盾」、「防具」、「装飾品」の全てを入手することで【装具を揃えし者】のトロフィーが獲得でき、その過程で【よろず屋へようこそ】と【装具を求めし者】のトロフィーも獲得できます。
装備品は①「よろづ屋で購入」、②「やしろの依頼の報酬」、③「つづら箱」、④「埋もれた宝」、⑤「ボス撃破」、⑥「敵のドロップ」のいずれかから入手することができます。
敵がドロップする物にあっては、ボーナス効果が付与されていることが多いですが、よろづ屋で売られている物と名称は全て同じであり、結局はよろづ屋で全て購入可能ですので、ドロップ限定装備は一個もないです。
上記①~④の取り逃しが無ければ、ラスボス挑戦前で全て揃います。
なお、よろづ屋の装備を全て購入するには30万葉くらい必要であり、【百万葉を綴る者】のトロフィーを先に獲得するためにも、ストーリー攻略中はメインパーティ以外の装備をできるだけ購入しない等節約しながらのプレイをオススメします。
必要なければトロフィーだけ獲得できたら購入前のデータをロードすれば良いかと思います。



【祀りし者】・【神敬いし者】・【敬虔なる者】
ある程度ストーリーを進めると、「やしろ」が利用できるようになります。
やしろでは、依頼を受けたり、「奉納」を行って次回戦闘時のキャラのステータスをアップさせたりすることができます。
奉納金を納めることでやしろのレベルが上がっていき、ステータスアップの効果もより強力なものになります。
このやしろのレベルを最大(LV9)にすることで、【敬虔なる者】のトロフィーが獲得でき、その過程で【祀りし者】と【神敬いし者】のトロフィーも獲得できます。
やしろレベルを最大にするには25~26万葉程度必要なので、【百万葉を綴る者】のトロフィーを獲得するまではあまりレベルを上げ過ぎないようにしてください。



【草民の願い】・【願い叶えし者】・【泰平を求めし者】
各やしろの依頼(全74種)を全て達成することで【泰平を求めし者】のトロフィーが獲得でき、その過程で【草民の願い】・【願い叶えし者】のトロフィーも獲得できます。
やしろの依頼は、ゲームクリア前、クリア後であっても何回も挑戦できます。
なお、大江山と吉田のみメインストーリー進行によって依頼が追加されます。



【目ざとき者】・【好奇心あふるる者】
戦闘フィールドには「つづら箱」と呼ばれる箱(要するに宝箱)が3つ配置されており、各フィールドの全てのつづら箱から中身を入手することで【好奇心あふるる者】のトロフィーを獲得でき、その過程で【目ざとき者】のトロフィーも獲得できます。
つづら箱は時期限定フィールドである「黄泉比良坂」と「花ノ窟」以外の全てのフィールドに配置されています。
同じフィールドであれば1回開封すればOKなので、やしろの依頼等で訪れる度に開封する必要はありません。
(特に厳島は潮の満ち引きの影響で地形が変わり、一見別フィールドのように思えますが、箱の配置は変わらず同じフィールド扱いです。)

つづら箱には通常色(木箱)と赤色のものがあり、基本通常色の中身は回復アイテム等の消耗品で、赤色のものは装備品であることが多いです。また、赤色のつづら箱は開けられるのが一回限定なのに対して、通常色のつづら箱はやしろの依頼等で訪れる度に復活しています。つまり、通常色のつづら箱を開け忘れて進めてしまうと、後々どれを開けていないのかわからなくなり、やしろの依頼からフィールドを総当たりするハメになるので注意してください。



【見つけし者】・【探索に熟する者】・【探索を極めし者】
戦闘フィールドには通常目に見えない「埋もれた宝」が3つ隠されており、各フィールドの全ての埋もれた宝を発見することで【探索を極めし者】のトロフィーを獲得でき、その過程で【見つけし者】、【探索に熟する者】のトロフィーも獲得できます。
こちらもつづら箱と同じく「黄泉比良坂」と「花ノ窟」以外の全てのフィールドに隠されていますが、中にはカメの水中移動スキルや、忍、春秋司の転移スキルを使用しないと行けない場所にも宝が隠されていますので注意してください。

埋もれた宝は「ト占の枝」というアイテムを使用することにより、使用した範囲内に埋もれた宝が存在していれば、そのマスが光り輝くので、万が一取り逃して後々フィールドを総当たりするハメになったとしても、どれを逃したのかすぐに分かるのでつづら箱よりはまだマシかと思います。ただ、面倒なことに変わりはないので、ト占の枝を使用しただけで取った気になって、スルーしないように気を付けてください。

なお、下記のゲームサイトが画像付きで埋もれた宝の位置を非常にわかりやすく解説して下さっていたので、本当に助かりました。

http://mtg60.com/archives/godwars-treasure1.html



トロフィーレビューは以上になります。

参考までに、クリア時メインパーティは以下のようになりました。(といっても、固有職の性能差のせいで、ほとんどの人がこれらのメンバーをメインパーティに組み込んでいるかと思いますが。)

カグヤ   ・・・Lv99(主:戦乙女 副:風水司) 
サクヤ   ・・・Lv99(主:戦乙女 副:風水司)
ウズメ   ・・・Lv99(主:戦乙女 副:風水司)
ハナサカ  ・・・Lv99(主:言霊司 副:風水司) 
オオクニヌシ・・・Lv99(主:天狗  副:忍)
ウラシマ  ・・・Lv99(主:天狗  副:忍)
イッスン  ・・・Lv99(主:益荒男 副:忍)


難易度としては、冒頭にも少し書かせていただいた通り、時限トロフィーや鬼門と呼ぶべきトロフィーは存在しないものの、キャラ育成に関わる各種トロフィーの獲得に時間がかかるため、☆2程度かなと思いました。

最後に、FFTが大好きだった方はもちろん単純にRPGもしくはSRPGが好きな方にも本当に楽しめるゲームだと思いますので、是非プレイしてみてください。(なお、クレイトス氏が出演されている某アクションゲームとはタイトルが似ていますが、一切関係ありませんのでご注意をw)

レビュー

コンプ時間
約60時間(※プレイ時間は表示されません)

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