レビュー詳細

RPG・SRPG 2018年 10月 01日 10331
プラチナの軌跡
(Updated: 2018年 10月 29日)
コンプ難易度 
 
2.0
 

 ファルコムが誇る名作RPG、英雄伝説「軌跡シリーズ」の最新作です。リベール王国編を描いた「空の軌跡」3作(FC、SC、the 3rd)、クロスベル編を描いた2作「零の軌跡」、「碧の軌跡」、そしてエレボニア帝国編を描いた「閃の軌跡」(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ)の最終章が本作になります。
 軌跡シリーズはRPGの中でも超売れているというワケではありませんが、全ての作品のストーリーが緻密に繋がっており、それに魅せられたファンが多いことで有名です。ちなみに私もそのファンの一人で、実際に過去作のトロフィー取得率を見てみても、エンディングのトロフィー取得率が60%を超えているものもあり、ファンの熱さがうかがえます。

 トロフィーについてですが、宝箱全回収など相変わらずファルコム作品特有の時限トロフィーがいくつかありますが、過去作と比較すると、かなり難易度が緩和されていると思います。ただ、念には念を入れて、セーブデータはできるだけこまめに分けて作成しておくことをオススメします。
 また、本作は過去作と違って1周で同時に獲得できないトロフィーがあり、コンプには2周が必須です。シリーズ恒例最高難易度のナイトメアでクリアしなければならないトロフィーもあり、どのみち2周プレイが必要なので、1周目は他の難易度でクリアし、レベルや各種アイテムを引き継いだ上で、2周目にナイトメアでクリアを狙いつつ、1周目に収集しきれなかった要素を埋めていけば比較的楽かと思います。


 以下、個々のトロフィーレビューです。


【伝説のⅦ組】
本作ではクエストをクリアしたり、ボス戦において特殊な条件を達成すると、AP(アカデミックポイント)を入手することができ、入手APが増えるにつれて「特務科ランク」が上がっていきます。トロフィーはこの特務科ランクが最上級の「甲零級」に達することで獲得できます。
甲零級になるにはAPが310pt以上必要です。全てのクエストを逃さず達成し、各章のボス戦におけるAP獲得条件も全て達成すると330pt以上になるので若干の余裕はありますが、決して油断はしないようにしてください。
ボス戦のAP獲得条件は、どうしても難しく感じるようなら諦めてもかまいませんが、クエストはやり逃すと後述の【クエストマスター】のトロフィーが獲得できなくなるので注意してください。



【熾煌なる翼】
特務科ランクとは別に、本作では「トールズ再起度」という学院のグレードがあり、こちらは基本的に士官学院の生徒達が関係するクエストをクリアしたり、イベントを見ることでポイントが加算されていきます。トロフィーはこのグレードが最上級の「回天」に達することで獲得できます。
回天になるには再起ポイントが約430pt前後(※)必要です。クエストやイベント以外にも、後述の各種ノートの報告や風景写真の報告も加点対象になっており、特に各種ノートの報告はポイントの配分がかなり高いので、1周目で回天を狙う場合は可能な限りノート情報を埋めるよう意識したほうが良いかと思います。
(※現時点で、420pt台で回天になったという方や、430ptを超えても回天にならなかったという方もおられ、私自身一周目のラストダンジョン突入直前で戦闘ノート・人物ノート以外のやり込み要素を全て終えた状態で439ptでしたが回天に至らなかったため、やむなくそのままストーリーを進め、ラストダンジョンの途中で追加した戦闘ノートを報告(登録率90%)すると、回天になりました。おそらくただポイントが規定値に達しただけでは回天に上がらない仕様のようで、一定登録率以上の各種ノート報告などいくつかの条件を満たす必要があるようです。)



【地獄の栄冠】
メインストーリーを最高難易度の「ナイトメア」でクリアすることで獲得できます。(※真エンドまでクリアする必要あり)
冒頭でも書かせていただきましたが、特にこだわりがない限り、レベルや各種アイテムを引き継ぎ2周目でクリアを狙うと良いかと思います。
2周目なら特に通常戦闘で詰まることはないかと思いますが、万が一詰まるようなら、1周目ではもったいなくてあまり使っていない方も多い龍神香(味方全体のHP・EPを全回復)等の上位回復アイテムを迷わず使えば楽勝かと思います。
騎神戦においても、終盤はリペアストーン等の回復アイテムを前もって多めに作成しておき、戦闘で惜しみなく使えば特に問題ないかと思います。
ちなみに、以下はナイトメア攻略に役立つマスタークオーツの組み合わせなので、よければ参考にしてみてください。

・「シリウス」+「イージス」or「グングニル」回避カウンターコンボ
回避カウンターのダメージが倍増する効果のあるシリウスと、敵の攻撃を引き付ける効果のあるイージスを、回避率を可能な限り高めたキャラに装備させて、回避カウンターによる大ダメージを狙うコンボです。このコンボに特に相性が良いキャラはフィーです。フィーはキャラ個人の特性として何も装備していない素の状態でも25%の回避率を持っているため、装備品やクオーツで回避率を高めやすいです。
また、フィーは回避カウンターを銃による遠隔攻撃で行うため、敵に密着していなくてもカウンターが発生する利点も持ち合わせています。さらに「憤怒」(回避カウンターが必ずクリティカルになる)のクオーツを装着した上で敵陣に放り込めば、相手の攻撃が当たらず(必中攻撃や必殺技を除く)一方的に大ダメージを与え続けることができます。
引き付け効果は無くなりますが、さらにダメージを増やしたいなら、憤怒と相性抜群でクリティカルのダメージが倍増する効果を持つグングニルを装備すれば良いかと思います。

・「ティタニア」+「パンドラ」高火力アーツコンボ
消費EPが増える代わりにアーツのダメージが上昇するパンドラのデメリット部分を、アーツ攻撃で与えたダメージに応じてEPが回復するティタニアとペアにすることで打ち消し、何度も撃ち続けられるコンボです。
アーツ攻撃で優秀なのはミュゼ、エリオット、エマなどですが、ティタニアとパンドラは両方幻属性のマスタークオーツであり、オーブメントの並びに水属性が入っているミュゼやエリオットはやや相性が悪いので、私個人的にはエマが最適かと思います。
この組み合わせだけでも十分強力ですが、さらにエマに「幽界鈴」(幻属性アーツのダメージ+30%)や「冥皇」(最初の攻撃アーツを強化)のクオーツなどを装着すれば、どえらいダメージになります。

その他単体でも有用なオススメマスタークオーツ

・メビウス
回復アイテムの効果アップ、アイテムの使用可能距離アップ、アイテムの効果が範囲化する効果を持っており、特にレベルが上がると解放されるアイテムの効果が範囲化する効果は非常に使い勝手が良く、回復アーツより素早くかつ大きな効果でパーティーのHPやEPを回復したりすることができます。
もちろん「効果は絶大だけど対象は単体」みたいな希少アイテムも範囲化できます。

・エンブレム
装備していると、フィールドで1秒毎にHP・EP・CPが回復する効果があり、雑魚敵を開幕Sクラフトで一掃→フィールドでCPを回復しつつ次の雑魚戦へといった流れ作業が可能になります。
さらに、レベルが上がると、装備者が敵を倒した時にドロップアイテムを2倍にする効果が解放されます。終盤にはレアクオーツやレアアイテムをドロップする敵も多く出現するので、色々な稼ぎに使えます。
当然ボスに対しても効果があるので、本来1周で1個しか入手できないような超レアアイテムも2個入手できることになります。余裕があれば狙ってみても良いかと思います。
「幸運」(装備者が敵を倒すと必ずアイテムをドロップする効果)のクオーツとセットで運用するとなお良いかと思います。



【クエストマスター】
全48種のクエストを全て達成することで獲得できます。
基本的に攻略サイトを参考にしつつ進めていけば特に逃すことはないかと思いますが、万が一の時のために、ストーリーを進める前には、その時点で受注可能なクエストを全て消化しているのかしっかり確認してから進めるようにしてください。
特に効率を優先される方は、複数のクエストを同時に受注して達成した気になってしまったり、後回しにしていたらいつの間にか期限切れになってしまっていたという事態も起こり得るので、1個ずつ確実に消化したほうが良いかと思います。
ちなみに、過去作ではクエストを達成しても依頼者に達成したことをわざわざ報告(学院への報告とは別)に向かわなければクリアにならないクエストもありましたが、本作ではそのようなクエストはなく、達成すれば自動的に依頼主の元に戻って報告されるようになっており、報告をし忘れることもありませんので安心して下さい。
なお、クエストの達成状況は2周目に引き継がれないので、1周目で1つでも逃した場合は2周目で再度全てのクエストを達成し直す必要があるので注意してください。



【トレジャーハンター】
全358個の宝箱を全て開けることで獲得できます。(試練の箱は宝箱ではないのでカウントに含まれません)
宝箱の位置を表示するクオーツ「月鏡」を常に誰かに装備させておき、エリア移動する前には本当に全て開封したのかもう一度しっかり確認するようにしておけば、逃すことはないかと思います。
月鏡は、第Ⅰ部(2)で訪れることができる「龍霊窟」のボスを倒すことで入手することができますが、もっと早く入手したい方は、交換屋で「アナライズR」と交換すると良いかと思います。
トレジャーハンターのトロフィーは過去作全てに存在していますが、1個でも取り逃すと、どれを逃したのか確認する手段がないため、やや難度の高いトロフィーとしてプレイヤーを苦しめてきました。
本作でも根本的な仕様は変わりませんが、過去作のようにストーリーを進めると一度訪れた町や村、ダンジョンを再訪できなくなるというワケではなく、ラストダンジョン突入前にはほぼ全ての場所を自由に行き来できるようになっているので、難度はかなり緩和されたと思います。
もちろんいくつか時期限定のダンジョンもあります。
以下の4つのダンジョンは再訪不可になっているので、絶対に取り逃さないように注意して下さい。

・黒の工房:断章
・ドレックノール要塞:第Ⅱ部(2)
・パンタグリュエル:第Ⅱ部(4)
・ガルガンチュア:第Ⅲ部(1)

ちなみに、参考までに、ラストダンジョン突入前(最終作戦突入前)で309/358個ならOKです。
上記4つのダンジョンのいずれかで取り逃してしまっていた場合はどうすることもできませんが、確実に全て開けてきたという自信のある方は、もう一度各ダンジョンをまわったり、まだ訪れていないエリアがないか再確認すると良いかと思います。
なお、【クエストマスター】のトロフィー同様宝箱の開封状況は2周目に引き継がれないので、1周目で1つでも開封し忘れた場合は、2周目で再度全ての宝箱を開封し直す必要があるので注意してください。



【バトルマスター】
「戦闘ノート」の全ての敵情報(490種)を埋めることで獲得できます。

※トロフィーの獲得条件にEXTRAを除くとしか書かれていませんが、「試練の箱」から出現する敵もEXTRA同様カウントの対象外になっているようなので、無理に埋める必要はありません。
全ダンジョンの雑魚敵・ボス462種+騎神・機甲兵28種でちょうど490種になります。

戦闘ノートは過去作と同様「アナライズ」、「バトルスコープ」等を敵に使うことで解析が完了し、完全な情報がノートに記録されます。(騎神戦においては倒しさえすれば情報が完全に記録されるので、全部位を攻撃したりする必要はありません。)
本作から戦闘ノートも人物ノートのように完全に情報が埋まったものについてはチェックマークが入るようになったので、確認がしやすくなりました。
当然ですが、ボス戦やイベント戦は一度きりの戦闘なので、解析し忘れないように注意しましょう。
また、人型の敵や機械型の敵は、一見同じ外見に見えて別枠扱いになっていることもあるので、解析が完了しているか念入りに確認したほうが良いかと思います。
なお、ノート情報は2周目に引き継ぐことができ、宝箱と違ってどれを逃したのか一目でわかるので、数項目逃しても気にせず2周目にまわせば良いかと思います。
ちなみに、登録率が80%を超えてさえいれば、報酬としてマスタークオーツの「シュバリエ」が貰えるので、【Mクオーツコレクター】のトロフィー獲得のために、とりあえず1周目は80%以上登録することを目標にすれば良いかと思います。

参考までに、特に注意すべき敵をあげるとするならば、

・本校男子(第Ⅱ部(3):トールズ分校)
 見た目が同じように見えて、別枠扱いで3人います。

・本校女子(第Ⅱ部(3):トールズ分校)
 男子と同じように、別枠扱いで2人います。

・スニークガンナーG48C、R48C、M48C(第Ⅱ部(3):トールズ分校)
 見た目がやや似ている緑色の機械兵器。G、R、Mと3種類いる点に注意。

・スニークガンナーG、R、M(第Ⅱ部(4):パンタグリュエル)
 上記トールズ分校の敵とは違い、色はオレンジ色の機械兵器です。こちらも見た目が似ており同じくG、R、Mと3種類いる点に注意。

・ギルティジャベリン(第Ⅲ部(1):龍の霊場)
 「罠使いゼノ」が召喚してきます。ゼノとはストーリー序盤、中盤でも戦いますが、その時は召喚してきません。龍の霊場での戦闘のみ召喚してきます。

・RBF-AL-OO、RBF-SL-DD、RBF-CN-DD(第Ⅲ部(2):オルキスタワー魔導区画)
 小さいフランス人形のような敵達です。見た目は違うのですぐ別枠だと分かりますが、この3体はフィールドに姿を現さず、他の敵のお供として出現します。

・マイン・ガダ(最終幕:トゥアハ=デ=ダナーン2)
 「根源のマリアベル」が召喚してきます。「罠使いゼノ」同様ストーリー中盤で戦った時は召喚してきませんが、トゥアハ=デ=ダナーンでの戦闘では召喚してきます。

・残照の器、陰影の器(最終幕:トゥアハ=デ=ダナーン3)
 真のラスボス「イシュメルガ・ローゲ」が召喚してきます。2体同時に召喚してきますが、見た目がよく似ているので注意。



【人物マスター】
「人物ノート」の情報を全て埋めることで獲得できます。人物ノートは基本ストーリーを進めることで自動的に情報が埋まっていきますが、中には特定のタイミングで話しかけたり、絆イベントを見ないと新たな情報が登録されない人物もいるので、攻略サイトを参考にしつつ逃さないように注意しましょう。
ちなみに、戦闘ノートと同様人物ノートも登録率が80%を超えてさえいれば、報酬としてマスタークオーツの「マギウス」が貰えるので、とりあえず1周目は80%以上登録することを目標にすれば良いかと思います。



【VMコレクター】
前作から引き続き登場のカード対戦型のミニゲーム「ヴィンテージ・マスターズ(VM)」において、対戦に使うカード(全48種)を全て集めることで獲得できます。
カードは一部ショップで販売されている物を除いて、基本的には特定のタイミングで対戦できるようになる相手と対戦し、勝利することで新たなカードが貰えます。
一度対戦可能になったキャラは、以降話しかけることで何度でも対戦することができ、ラストダンジョン突入直前でもほぼ全ての対戦者と対戦することが可能ですが、カシウス中将は前日譚のミシュラムでしか対戦できない上に、なかなか手ごわい相手なので、この時点で他の対戦者とほとんど対戦していない方は、カードが足りず勝つのが相当難しくなるので、ストーリーに沿って対戦できるタイミングになった相手は、後回しにせず即対戦を済ませてカードを増やしていった方が良いかと思います。
ちなみに、私個人のオススメマスターカードは「ウィッチ」と「パラディン」で、他のカードは遠距離攻撃ができるものや、召喚したターンに攻撃できる飛行スキルを持つものを中心にデッキを組み立てれば、安定した勝率を維持できるのではないかと思います。



【ブックマニア】
書物ノートの情報を全て埋めることで獲得できます。
書物は「帝国時報」、「3と9」全巻を除き、特定の店ではありますが普通に店売りしているので、いつでも購入することが可能です。
帝国時報と3と9については、万が一取り逃したとしても、ストーリーを進めると交換屋の掘り出し物として売り出されるので時限ではありませんが、コンプすると、いずれかのキャラの最強武器を1つ作成できる「黒ゼムリア鉱」を貰える上に、トールズ再起度も上がるので、意識して集めておいたほうが良いかと思います。



【炎の料理人】
料理ノートの情報を全て埋めることで獲得できます。
料理ノートを埋めるには、まず各街の宿酒場やレストラン等で料理を注文してレシピ(全24種)を覚えた上で、1つのレシピにつき、「通常料理」、「絶品料理」、「珍妙料理」、「独自料理」の4種類を作る必要があります。
(レシピはラストダンジョン突入直前でも全ての街の宿酒場やレストランを訪れることができるので、時限ではありません。)
基本知識として、調理可能な各キャラには料理それぞれに対して「得意」なのか、「普通」なのか、「苦手」なのかが顔文字で表示されており、得意なキャラに調理させると絶品料理ができやすくなり、苦手なキャラに調理させると料理自体が失敗しやすくなってしまいます。
まず、ノート埋めを目指す際に、通常料理は最後にまわすと良いかと思います。通常料理は「普通」のキャラに調理させることで簡単にできますが、「得意」なキャラでも通常料理に仕上がることもあるので、他3種の料理を全て作成した上で、通常料理ができなかったものについては再度調理するといった方法をとったほうが効率が良く、調理素材の節約にもなります。
次に、絶品料理と珍妙料理についてですが、絶品料理は前述の通り「得意」なキャラに調理させると一定確率で作成できますが、珍妙料理は逆に「苦手」なキャラに調理させると一定確率で作成できます。
この2種の料理については一定確率と言ってもそこまで確率が高いワケではないので、絶品料理を作成する際は、「丹精」(70%の確率で絶品料理ができる)のクオーツ、珍妙料理を作成する際は、「悪戯」(70%の確率で珍妙料理ができる)のクオーツを必ず味方一人に装着させてから行うようにしてください。(一人に装着すれば全員に効果があります)
最後に独自料理についてですが、独自料理は「得意」なキャラの中でも特に大得意なキャラ1名のみが作成することができます。(レシピ24種に対して調理メンバーも最大24名なので、1人1種類ずつ大得意な料理があります。)
誰がどのレシピの独自料理を作成できるのかは攻略サイトを見ていただければと思いますが、1つ注意点があり、独自料理を作成する際は、丹精や悪戯のクオーツを外してから行うようにしてください。特に丹精を装備したままだとそちらの効果が優先されてしまうので、独自料理ができにくくなってしまいます。



【水界の釣神】
釣り竿(ロッド)のLvを最大まで強化し、釣りノートの情報を全て埋めることで獲得できます。
要するに全ての魚(全30種)を釣り上げるということです。(※30匹目は他29種全ての魚を釣り上げた上で、最終幕でミシュラムのレイクビーチを訪れると釣り上げることができます。)
釣り場はラストダンジョン突入直前でも全て訪れることができるので、終盤に一気に全部釣り上げてもかまいませんが、1つの釣り場につき2、3種程度しかいないので、釣りエサを常に何個かストックしておいて、新たな釣り場を発見するたびに2、3回釣りを行うだけでもほとんどの魚を釣ることができます。



【ポムっとマスター】
ミニゲーム「ポムっと」で全ての対戦者に勝利することで獲得できます。
ポムっとで対戦するには、VMと同じく特定のタイミングでキャラに話しかけて、そのキャラのアカウントを入手することで、以降いつでも対戦可能になります。万が一アカウントを入手し忘れても、書物と同じくストーリーを進めると交換屋の掘り出し物として売り出されるので問題はありません。
このミニゲームはいわゆる「落ちゲー」です。というかほぼ「ぷ〇ぷよ」です。
ぷ〇ぷよが得意な人は問題ないと思いますが、私のように適当に運まかせで連鎖を狙っていると少し苦戦するかもしれません。
ぷ〇ぷよと違うこのミニゲーム独自のルールとして、同じ色のブロックを繋げて消すとポイントが溜まっていき、100pt以上溜まると「Sクラフト」として使用することができます。具体的には溜めたポイントを「攻撃」として使用するのか、「防御」として使用するのかを選択することができ、攻撃に使用すれば相手にペナルティとして大量のブロックを突き付けることができ、防御に使用すれば、自分のブロックを大量に消すことができます。また、溜めていたポイントが多ければ多いほど効果は高くなります。(最大999ptまで溜められます)
私のように落ちゲーの経験が浅い人は、とりあえずポイントを溜めれるだけ溜めて、一気に攻撃に使用して勝利を狙う作戦を取ると良いかと思います。(ポイントを溜める際、時々出現するシャイニングポムは、消すと100pt加算されるので、優先的に消すようにしましょう。)
何もアクションを起こさずにポイントを溜め続けていると、当然相手は攻撃手段としてポイントを使ってきます。この時即防御にポイントを使ってしまいたくなりますが、使っても結局振り出しに戻るだけです。また、終盤で対戦するような強い相手は中途半端なポイントで攻撃してもすぐ消されてしまうので、攻撃されてもあえて我慢してポイントを溜め続け、大量にポイントが溜まったところで一気に仕留めたほうが良いかと思います。
もちろんあくまで落ちゲー経験の浅い私個人としての考えなので、参考程度にしてください。



【プロマイドコレクター】
全ての風景写真(全16か所)を撮影し、報告することで獲得できます。
風景写真についてはラストダンジョン突入直前でも全ての撮影場所を訪れること自体は可能ですが、前日譚のミシュラムにおける「夜のレイクビーチ」の写真及び「夜の大観覧車」の写真はこの時限定なので、この2枚だけは絶対に撮り逃さないように注意してください。



【Mクオーツマスター】
全てのマスタークオーツ(全31種)を集めることで獲得できます。
マスタークオーツはほとんどが仲間の初期装備や宝箱、店売りされているものを購入することで入手することができますが、以下のものは特殊な条件を達成する必要があります。
・カレイド……特務科ランク乙弐級の報酬
・ヴァルハラ…特務科ランク甲壱級の報酬
・マギウス……人物ノート登録率80%以上の報酬
・シュバリエ…戦闘ノート登録率80%以上の報酬
・ヴォーダン…VMでアルゼイド子爵に勝利
・エルダ………ポムっとで全ての対戦者に勝利



【ロストアーツコレクター】
ロストアーツクオーツ(全5種)を全て集めることで獲得できます。
ロストアーツクオーツを入手するには、「魔の森・入口」、「ブリオニア島」、「オスギリアス盆地」、「アウロス海岸道」、「星見の塔」にてそれぞれボスを倒す必要があります。
これらのボスには特定のタイミング以降いつでも挑戦できる上、割と早い段階で戦えるボスもいますが、全てのボスがレベル100を超えているので、十分にレベルを上げてから挑戦したほうが良いかと思います。



【試練を越えし者】
本作で新たに登場した「試練の箱」という銀色の箱(全28個)を全て開けることで獲得できます。
試練の箱を開けるには、指定されたメンバーをパーティーに入れておく必要があり、開けるとそのメンバーのみで戦闘になり、戦闘に勝利すると、指定されたメンバーの内1人のオーダーが強化されます。
試練の箱はラストダンジョン突入直前でも全ての場所を訪れることができる上、ファストトラベルもできるので、終盤にレベルが上がってから一気に挑戦しても問題ありません。



【百万長者】
所持金が100万ミラに達することで獲得できます。
本作では過去作のように料理を作成して売る稼ぎ方ができなくなっているため、1周目は金不足に悩むことが多いと思います。
メインストーリーをⅢ部まで進めれば、「戦闘訓練」を利用した稼ぎもできますが、トロフィーを獲得するだけなら、ストーリー終盤に溜まったセピス、所持品を全て売り払い、トロフィーを獲得できたら売る前のデータをロードすれば手っ取り早いかと思います。



【至境の珠】
いずれかのマスタークオーツを最大Lvの10にすることで獲得できます。
特に気にする必要はありません。普通にプレイしているだけで、ストーリー終盤にはメインに設定しているマスタークオーツのほとんどがLv10になります。



【力戦の勇士】・【歴戦の猛者】
戦闘に100回勝利することで【力戦の勇士】、700回勝利することで【歴戦の猛者】のトロフィーが獲得できます。
雑魚敵との戦闘をワザと回避したりでもしていない限り、特に気にする必要はないかと思います。
実際私も戦闘ノート埋めを念入りにしていたこともありますが、初めて訪れたフィールドのみ通り掛かりに見かけた敵を全て倒すようにしていただけで、1周目のⅢ部が終わる頃には【歴戦の猛者】のトロフィーを獲得していました。



【雷光一閃】
先制攻撃、優勢攻撃、奇襲攻撃を合計300回行うことで獲得できます。
特に気にする必要はありません。基本的に雑魚敵との戦闘は正面から突っ込むメリットは一切ないので、ほとんどの方は常に背後を取って先制・優勢攻撃を行っているか、アサルトアタックによる奇襲攻撃を行っていると思います。
なので、【歴戦の猛者】のトロフィーを狙う過程で自然に獲得できているかと思います。



【超絶秘技】
Sクラフトを100回発動することで獲得できます。
特に気にする必要はありません。普通にプレイしていれば余裕で獲得できます。



【絢爛攻守】
戦闘において、複数体の敵を同時に倒したり、ノーダメージで勝利したり等特殊な条件を満たすと、「タクティカルボーナス」として経験値が加算されますが、このボーナスの値を一度の戦闘で×3.0以上にすることで獲得できます。
普通にプレイしていても無意識のうちに×3.0以上になっていることがよくあるので特に気にする必要はないかと思いますが、狙って×3.0以上獲得するなら、チェインバトル(フィールドで敵が複数体近くにいると連続で戦闘が発生)を利用すれば、連続戦闘のタクティカルボーナスが最後に合計されるので、割と簡単に獲得できるかと思います。



【ブレイクマスター】
ブレイクを800回行うことで獲得できます。
特に気にする必要はありません。一見800回は多いように思えますが、雑魚敵を複数体同時にブレイクさせた時などは、1体につき1カウントされているので、自分が思っている以上にカウントされています。普通にプレイしているだけで、1周目の終盤には獲得できるかと思います。



【リンクマスター】
誰かと誰かのリンクレベルを最大レベルの7にすることで獲得できます。
特に気にする必要はありません。普通にプレイしているだけで、1周目の終盤には複数組が最大レベルになります。



【追撃マスター】・【ラッシュマスター】・【バーストマスター】・【オーダーマスター】
「追撃」を500回行うことで【追撃マスター】、「ラッシュ」を100回行うことで【ラッシュマスター】、「バースト」を50回行うことで【バーストマスター】、「ブレイブオーダー」を100回行うことで【オーダーマスター】のトロフィーをそれぞれ獲得できます。
追撃とオーダーに関しては意識しなくても問題ないかと思いますが、ラッシュとバーストは少し回数を意識したほうが良いかなと思います。というのも、終盤になるにつれてオーダーの必要性が格段に上がるので、ラッシュやバーストにBPを消費する余裕が無くなってくるからです。なので、序盤のうちにラッシュとバーストのトロフィーを意識して獲得してしまえば、後々楽になるかと思います。とは言っても、両者とも別に大した回数ではないので、後から一気に回数稼ぎをしても何ら問題ありません。



【華麗なる特務科】
いずれかのパートで最高評価のSを受けることで獲得できます。
S評価を受けるには、そのパート内のクエストを全て達成(選択肢や行動で加点のあるクエストは最良の状態で達成する)し、かつボス戦におけるAP獲得条件も全て達成する、つまりAPを1ptも漏らさずパーフェクトにする必要があります。
いずれかのパートでいいので、簡単な序盤で狙っていけば良いかと思いますが、トロコンを狙っているなら、おのずとほとんどのパートがS評価になると思います。



【特別な絆・ユウナ】~【特別な絆・アルフィン】
シリーズ恒例絆イベント関連のトロフィーです。
各女性キャラの絆イベントを見たり、プレゼントアイテムを渡したりして好感度を最大にすると、前日譚のミシュラムで最後に一緒に過ごすキャラを1名選択することができるようになり、選択したキャラとの超絶ニヤニヤイベント……もとい特別な絆イベントを見ることができるようになり、イベント後にそのキャラとの絆トロフィーを獲得することができます。
複数のキャラの好感度が最大になっていたとしても、当然男として選択できるのは1名のみなので、選択する直前でセーブしておいて、トロフィーを獲得できたら選択前のデータをロードするというのを繰り返すと良いかと思います。
万が一この時点で好感度がどうしても最大にならないキャラがいたとしても、2周目の特典として「絆行動ポイントMAX」があるので、気にせず2周目にまわせば良いかと思います。
ちなみにどうでもいい情報として、私はアリサが大好きです。



【協力者達との絆】・【男たちとの絆】
協力者達はともかく、ついに野郎共の絆トロフィーがひとまとめにされてしまいましたw
協力者達(セリーヌ、デュバリイ)と男性陣(クルト、アッシュ、エリオット、マキアス、ユーシス、ガイウス、クロウ)は、前述の女性陣のような特別な最終絆イベントは無いので、好感度を最大にした上で、ミシュラムのアトラクションに誘い、お礼のアイテムを受け取った時点で完了となります。



【オルキスタワー潜入】~【未来へ】
全てメインストーリー進行及び真エンディングルートをクリアすることで獲得できます。
真エンディングルートへ進むには、全5種のロストアーツを全て入手し、最終幕のクエストを6つ達成すると出現する7つ目の隠しクエスト「????????」を前もってクリアしておく必要があります。このクエストをクリアしていれば、通常エンドのクリアデータ作成後、データをロードすることで、ラスボス戦後またはラスボス戦前から再開することができ、真エンディングルートへ進むかどうかの選択肢が出現するようになります。
ちなみに、隠しクエストをスルーしてラストダンジョンに突入してしまったとしても、一度ゲームをクリアしてクリアデータをロードし、ラスボス戦前から再開すると、ラストダンジョン入口に空間の歪みのようなものが出現し、調べると無条件でこの隠しクエストに挑戦することができるので安心してください。



トロフィーレビューは以上になります。
難易度としては、冒頭でも少し書かせていただいたとおり、ファルコム作品特有の時限トロフィーがいくつかありますが、過去作と比較すると、一度訪れたほとんどの場所に再訪可能、取り逃した収集物の一部は交換屋の掘り出し物に並ぶ、など多くの救済措置が施されているので、各段にやさしくなったと思います。
ただし、ストーリーのボリューム上ある程度の時間が掛かるので、☆2~2.5が妥当かなと思いました。(人によっては☆3程度に感じる方もおられるかもしれませんので、あくまでも参考程度にしてください。)

なお、プレイ時間の内訳は以下のようになりました。

・1周目・・・約90時間(難易度ノーマル、イベントスキップなし、宝箱全回収、試練の箱全開封、全クエスト達成、VM・ポムっとコンプ達成、各種ノート情報コンプ達成、戦闘関連トロフィー全獲得)
・2周目・・・約30時間(難易度ナイトメア、イベントオールスキップ、宝箱再度全回収、試練の箱再度全開封、全クエスト再度達成、絆トロフィーコンプ)

合計約120時間

2周目に再度宝箱を回収したり、クエストを再度達成しているのは、単純に報酬をもう一度貰いたかったからです。別にいらないよという方は、全てスルーすればもっと時間を短縮できるかと思います。



最後になりますが、私が軌跡シリーズにハマったのは、高校時代に友人に勧められてPSP版の「空の軌跡」をプレイしたのがきっかけですが、シリーズの大きな区切りとなる本作までプレイできて本当に良かったと思っています。
ストーリーも熱い展開や泣ける展開が満載で、まさに "英雄伝説" と呼ぶにふさわしい作品だったと思います。
4作に渡って描かれた帝国編が終わってしまうのには感慨深いものがありますが、当然シリーズ自体が完結したワケではなく、完結するまであと軽く5、6年以上はかかりそうなので、可能な限りプレイできたらいいなと思っています。
過去作をプレイしていないと分からない部分も多いため、簡単に手を付けられないという方も多いとは思いますが、本当に素晴らしい作品なので、もしも興味を持たれた方は、是非とも1作目の空の軌跡からプレイしてみてください。

レビュー

コンプ時間
約120時間

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