レビュー詳細

RPG・SRPG 2011年 6月 23日 4536
やり過ぎ注意
(Updated: 2012年 6月 18日)
アーランド三作品では最終作だけあってシステム面は最高。ロロナは戦闘がつまらなくて、トトリは戦闘は楽しくなったものの調合があまり混ぜ合わせる感のないシステムとなっていたが、今作は混ぜることにより作られる特性もあるし、戦闘も楽しいものとなっている。

また、時限イベントは二周目でジオとユヴェルを開拓することに気をつけるだけ。エンディングフラグ管理も非常に簡単で、狙うエンディングのためのイベントのみを消化すれば良い、とロロナやトトリより簡単であることは確かだ。

が。二周目に行かなければプラチナが取れない。人によってはこれでドツボに嵌るだろう。
トロフィーをコンプしようなどと考える人は大抵が完璧主義者だと思う。二周目では装備品が引き継ぎできるならば、最強品を作ろうと考えるのは自分だけではないのではないか。つまり、レーゲン武器、リネン防具、そして神速自在帯、エンゼルチャーム、まじない人形のwikiテンプレ品を全員分作ろうと考えるのは。そしてこれを達成するのは容易ではない。wikiの高コスト中和剤作成を本当に中盤にやらねばならない。また、レーゲンやリネンを作って量販店登録しても、簡単な金稼ぎ方法がないため金がなく作れない。レーション稼ぎには10日かかるわけだが、レーゲン作成、リネン作成のために炎や太陽を作成するのにも時間が掛かるし、かなり日数に余裕がない。それ以前に中和剤に溶かす特性だって多数の素材から選ばねばならないわけで、これも大変。他にもチャームのための瑠璃色の羽は入手が大変で、無限回廊なら乙女撃破後、もしくはモディス4の後となるのでここも日数がかかるし、神速自在帯の材料大地の留め金は量販店登録もホムに作らせることも出来ないし、同じく量販店ホム不可で一個の作成に8日もかかる究極の建材から作るわけで、日数がカツカツ。
やってみた結果から言って、これらを全部一周目のうちにこなそうとするのは無謀。レーゲン武器、リネン防具は一周目9人のうち三人にしか行き渡らず、まじない人形が6つ、神速自在帯は3つ、エンゼルチャームは1つも作成できなかった。が、無謀だと諦めるまでに自分は何回もやり直しを重ねた。コンプ時間にはやり直した時間もだいたいこんなものだろうと目算して足してある。
そして二周目だが、ここにはマキナ領域というDLC追加採取地あるわけで、同じくDLC追加装備品もあるから、これも作成しようとし、そのために源泉パイプを20作成しなければならないから、エアトシャッターを必要がないのに倒したり、その後試し切りにマキナ領域を攻略したり……

とトロフィーを考えた時に非常に無駄なプレイをしまくったので、プレイ時間が大幅に伸びた。一周目で終わっていた前作前前作(といっても自分はトトリは二周目に入る羽目になったのだが)と違って、これらは二周目に入らなければならないからやったことだ。一周で終わらせることができたならここまでやりこまなかっただろう。実際前作前前作は武器や防具より最強爆弾とやる気満々エリキシル剤頼みだったし。もちろんゲーム自体が楽しいからここまでやり尽くしたのだし、自分に悔いは無いのだが、トロフィーを集めるということをやりたがる自分を含めたこれを見る人々は、もしかすると自分のような完璧主義によってプレイ時間が長くなるのではないかと思って評価は星3とした。

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