レビュー詳細

RPG・SRPG 2015年 12月 11日 10630
PC版のときは二年も待たされたというのだから凄い
 PSP版ノーマルプレイ済み。PSPのときはFCで攻略を見なかった結果様々な要素を見落としたのでガッツリ攻略を見て進めていた。そのため今回のプレイはPSPの復習感がかなり強めだった。
 FCのレビューでも述べたが、クォーツやアーツ、クラフトにPC、PSP版から変更があるので既プレイヤーは注意。特に今回クォーツのマイナス効果が消え去っているのでやっぱりバランスが多少異なっている。これで心置きなく刻耀珠を付けられるって寸法だ。加えて鈴系クォーツまであるのでゲーム自体の難易度は温めになっているのではなかろうか。
 それから初めの体験版・零EVO・碧EVOのプレイデータ読み込みは「プレイデータ」の読み込みであってクリアデータの読み込みではないので、プレイ時間5分のデータの読み込みで良い。自分のように絶対発売順にやるんだいという人でも零や碧をクリアまでやる必要はない。ただ、これらのデータが全くないというのは結構損である。貰えるアイテムのうち「ゼムリアストーンの欠片」はこのデータ読み込みで入手する他にはDLCで買うしか入手方法がない。今作はプレイアブルキャラクターが12人居り全てのキャラに最強武器があるが、一周で作れる最強武器は「欠片」がなければ2つだけ。今作の最強武器は前作の最強武器と異なり攻撃力が高いだけの武器ではなく、SPD上昇が付いている非常に強力なものなので出来る限り欲しいところ。強化執行者達は使用キャラが決められているので最強武器はあればあるだけ嬉しい。自分の場合体験版、零EVO、碧EVO、FCEVOの四つの欠片に加えてDLCでも2つ買った。これで一周で最強武器が4つ作れるので、2周めにエステル・ヨシュア・オリビエ・クローゼ・ジン・シェラザード・ティータ・ケビン分が揃う。
 あと通常執行者にデバフが効くってどうなんだろう。いやこれも前からだった気がするが。


 ゲーム自体は素晴らしいゲームである。ストーリーと音楽がやっぱりいい。問題は実質的にFCSCで一作であるから話が長く間を開けると展開を忘れやすいということ。だから表題。

 さてトロフィーである。今回も二周の周回が必須であるから、難易度はノーマル、ナイトメアの順で行こう。ナイトメアを先にやるのは勧めない。終章ジョゼットを助ける場面で詰みかねないからだ。
 
 要注意トロフィーは「トレジャーハンター」、「天眼の識者」、「剣帝」の三つ。

「トレジャーハンター」
 すべての宝箱を収集するトロフィー。今回は一周目でも獲得可能。なのになぜこれが要注意なのか。それは配置がいやらしい宝箱が幾つかあること、完全なマップがネット上に無いことの二つの理由による。悪いことは言わない。1周目時点からMINATO氏の仰る④のサイトのマップを印刷するなりSSを取るなりして宝箱を開けるたびに印をつけていこう。でないと自分のように3周目に入ることになるかもしれない。
 忘れやすい宝箱は
四輪の塔の内部全般
ミストヴァルト迷いの森「葉隠」(PC版では「範囲」)
霧降り峡谷右側最深部「回避4」
湖畔の研究所一階青カードキー部屋内部「土のセピス」
湖畔の研究所二階暗視ゴーグル部屋上下「火のセピス」「エボニーシューズ」
ラヴェンヌ鉱山露天掘り地点左下「クリムゾンアイ」
翡翠の塔・異空間途中のワープ入り口先「八卦服」
 あたり。
 自分の場合多分だが一周目で八卦服を忘れ、二周目では回避4かエボニーシューズか八卦服を忘れたと思う。迷いの森の宝箱だが、これは進んだルートによって場所が変わる模様。
 尚宝箱数はこのサイトとMINATO氏が補足してくれているもので全てである。

「天眼の識者」
 魔獣手帳をコンプリートするトロフィー。トロフィーWikiにも書かれている通り8章の手配魔獣にはドロップアイテムの差異によって別枠のものが居る。また、手配魔獣のみならずデヴァインペングーや次元虫もドロップアイテムによって別枠である。また、シンボルでは出ずお供や召喚でしか出現しない敵がFCの比ではないくらい多いので注意したい。それから六章ギルバートの地雷フォトンロウスはカノーネのものと共通だが、八章学園でのギルバートの地雷は別枠。
 また戦闘でリトライした場合、その情報はリトライ後にも引き継がれているので、強化執行者と戦う場合まず初めにバトルスコープなりアナライズなりを使っておき、負けてリトライすれば一手のロス無く戦闘を始められる。

「剣帝」
 強化レーヴェを倒すトロフィー。自分はナイトメアで挑んだ。
 まず超重要クォーツである辰星鈴をSPD早めのキャラに付けたい。水アーツ使用後即行動できるというクォーツだが、これを付けたキャラがティアを撃てば全キャラをあっさり全回復させることができる。加えて闘魂ベルトがあれば装備させたキャラのCPが溜まっていく。かなりバランスの壊れたクォーツである。まぁ、とはいえこれが無いとナイトメア強化レーヴェは倒せないんじゃないかと思うが。
 レーヴェまでの執行者はアースウォールやケビンのSクラグラールスフィアを駆使しバフをかければゼラム系を使うこと無く勝てる。問題はレーヴェ。レーヴェの何が辛いって完全防御貫通のアーツ・バフ解除技「零ストーム」だと思う。アーツ待機状態でレーヴェや分身に順番を回してはいけない。だから多分メイン攻撃手段はSクラになるのではなかろうか。あとは危なかったりキャラが倒れたりしたらさっさとゼラム系アイテムを使おう。今作では二周目ならパウダーはダダ余り、カプセルも6個程持っているはず。ケビンや攻撃役にガンガン使ってCPを確保しておきたい。
 とはいえ前作戦乙女と違ってどうしようもない運ゲー感はあまり無いのでそんなに厳しいわけではないと思う。故に二周目ナイトメアでも問題なかろう。
 この「剣帝」さえ取れれば「太陽の娘」は取ったも同然である。だってアンヘルワイスマンは体力多いのと初見殺しなだけだから。



残りの注意すべきトロフィーについて。

「孤高の栄冠」
 難易度ノーマル以上で90レベル以下クリアするトロフィー。レビュアーのお二方とも結構前からやり直しされているが、終章からでよい。7章琥珀の塔・異空間でシャイニングポム狩り、8章では次元虫及び手配魔獣や学園襲撃、炭鉱救助などをやったあと終章へ突入、レベル83だったが、その後魔獣宝箱を一つも開けずに進めたところレーヴェに勝ってもレベル90でクリアできた。思うに魔獣宝箱を開けないことと執行者にあまり分身させずさっさと倒すことがレベル90以下になる秘訣である。

「地獄の栄冠」
 難易度ナイトメアをクリアするトロフィー。実は強化レーヴェ並に苦労した敵がおり、紅蓮の塔魔獣宝箱シャドウクーガー、八章サブクエ炭鉱(NPCが囲まれて始まるやつ)、山猫号前レオールガンイージ、リベルアーク地下戦乙女。この内サブクエ及びシャドウクーガーはやらなくても良いが、レオールガンイージ戦とアローアンヘル戦は必須。レオールガンイージ戦ではジョゼットがめちゃくちゃ弱いのだ。体力満タンだろうがほぼ一撃だった気がする。初手Sクラで周りのヴォーグルを蹴散らした上でレオールガンイージがこちら側に攻撃してくれないことには始まらない。ケビンが動かせる状況になるか範囲内にジョゼットが動いてくれれば後はどうとでもなるものの、運ゲー。戦乙女達との戦いはごく普通に敵が強くて難しい。特にアローアンヘルに苦戦した。クラフトよりアーツを使う身としては解除技だらけなのほんと嫌。

「炎の料理人」
 FCをやらずにSCをやる人間は居ないから、今回闇鍋は大丈夫だろう。また、親切にもEVO版攻略サイトにレシピが教えてもらえることが書かれている。EVO版攻略サイトに載っていない料理はセントハイム門の「漢鍋『力』」。地震の自動移動で聞き取り調査後なら買える。

「爆釣王」
 4章サブクエ「ロレント釣り場探訪」において、ミストヴァルトでオロショを釣っておくこと。あとは様々な魚の餌になるサモーナ、シヴァス、トラードあたりは沢山釣っておきたい。ところで実にどうでもいい余談だがダイナトラードの442リジュってとんでもない大きさである。よくそんなもの釣れたな。え?大きさがわからない?1リジュ1cmらしいですよ。自分は70cm前後のハマチでヒィヒィ言ったのに。

「ブックマニア」
 今作では取り逃しても8章ルーアンのカジノの商品として1~10巻が交換できる。11~14巻は8章隠しクエスト特典みたいなものなので8章中に一気に回収することができる。リベール通信も同様に零力場発生器を届け終わった後ボースマーケットでバックナンバーが売られている。よって取り逃しても全然大丈夫。


 やっぱり戦闘500回勝利は引き継ぎ後に取れた。駆動解除についてはやはり未検証。


 総評としては実にいいゲームである。文句をつけるとするなら葉隠の仕様くらい。雑魚と戦闘にならないよう避けるだけで面倒だし、前の仕様で良かった。FCのときはあまり思わなかったが同じところをまわる8章とか、3周目で激しくそれを感じた。
 ストーリーは圧巻。初見のときは物凄く引き込まれたゲームで、だからこそ今でもやり直している。
 トロフィーはFCに比べて収集の時限要素が多少減少したものの、宝箱の数が格段に増えた。そういうわけでこの評価。

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