レビュー詳細

アドベンチャー 2013年 12月 01日 1437
どうしてこうなっちゃうんだろう
(Updated: 2022年 1月 13日)
コンプ難易度 
 
1.0
名作と名高いアクアプラスの三角関係ゲー。
このジャンルでは君望という先駆者にして金字塔があるので、割と発売後すぐに購入したものの積んでました。
なるべく冬にやろうやろうと思っていたらいつの間にかPC版発売から10年以上経ってしまっていた・・・。
前作未プレイで、2も今回初プレイです。

トロフィーは基本的にノベルゲーなので某ギャルゲー攻略サイトで事足ります。
強いて言えば、introductory chapter(以下ic)と、codaには初回プレイでは差し込まれないCGがあるので、全回収の際に注意したいくらい。
icは一度icクリア後と、closing chapter(以下cc)の千晶ルートクリア後のタイミングで追加シナリオが発生します。

クリア順などがよくテンプレで流れていますが、好きな順番でいいと思います。
ただ一見すると最後のエピソードに見えるエクストラエピソードは、本来coda浮気ルートの続きとして描かれているパートです。
なのでic→cc全部→codaのノーマル、浮気→デジタルドラマ、ボイスドラマ、エクストラエピソード→coda雪菜、かずさのTrueというルートの方が落ち着くかも。

この手のゲームとしてはかなりボリュームあるシナリオなので、真面目に読むとそれなりに時間がかかります。
しかもプレイ時間の8-9割は気持ちが落ち込むような内容・・・。
間違いなく名作ですが、三角関係が根底にある以上かなり人を選ぶと思われます。
物語として俯瞰してプレイできる能力が必要で、主人公に感情移入するタイプの人にはおすすめできません。
正直私の中ではこの主人公、鳴海孝之や、ベクトルこそ違えどアニメ版伊藤誠と並ぶレベルで嫌いです。
むしろ武也やパパ、雪菜にガッツリ感情移入してプレイしてました。
というか公明正大な主人公だとこのテーマの物語にならないからしょうがないんですけど。

シナリオは嫌なのにガンガン惹き込まれる中毒性があり、気づいたら気分が落ち込んでるという悪循環。
音楽の力が非常に強く、処刑BGMと名高いAfter Allなんかは流れる度にやめーや・・・と言いたくなってしまう。
10年前としても少々時代を感じる絵柄ではありますが、掛け値なしに名作と呼べるゲームなので、心が強い方はぜひ。
今まで冬のゲームといえばKanonやかまいたちの夜でしたが、これからは本作も冬ゲーとして思い出すことでしょう。
ちなみに私は雪菜派です!

レビュー

コンプ時間
不明(60時間~80時間程度)

コメント

メールアドレスが公開されることはありません。

© 2024 プラチナトロフィー