レビュー詳細

RPG・SRPG 2015年 11月 27日 3476
ヨミガエリよ私は帰って来たぞ
(Updated: 2019年 5月 02日)
コンプ難易度 
 
2.0
前作クリアからそのままプレイし、やっとこさプラチナ取れましたのでレビューします。

まず前作と違い、かなり難しくなっています。
新しくついた指導システムによるパーティーの能力アップを前提としているのか、最初のボス相手にすらきちんとした戦略を練らねばならず十分なレベルになってもボスの攻撃で一撃死される・・・など半ば理不尽ともいえる難易度になっていました。
最初から中盤にかけては非常にきつく、逆に後に進めば進むほど楽になっていきました。

前作と同じで完全クリア=プラチナがもらえます。宝箱コンプ、おしおきコンプのトロフィーもありますがどちらも自然に解除されるので難しくはありません。取り逃した宝箱がわからなくなったらシノアのフィールドスキルで探せば楽ちん。

しかしキャラ別エンドが7つ+隠しダンジョンへ行く選択でラスボスを8回、
真キャラ別ED7つ+トゥルーEDで真ラスボスを8回、合計16回も強力なラスボスを相手にしなければならないのがやや面倒。
また、前作ではラスボスまでに「騎士化」できるのは一人でしたが今作では全員強制的にストーリーのイベントで騎士化します。

状態異常が強いのは相変わらず。
麻痺はほぼすべてのボスに有効なうえ、猛毒が聞くボスには相手に寄りますが毎ターン1000以上のダメージが出ることすらあります。
また、前作よりも女の子たちの提案の使い勝手と言いますか、各々の判断に難があることが時々ありました。
早い話、全員が死にかけているにもかかわらず回復の提案を誰もしなかったり、全員がサポート系の提案を初めて攻撃手段が無かったり・・・

これは開発も予期していたのかそうでないのか今作ではアイテムを使うと女の子たちの提案が切り替わるようになりました。
このおかげで前述の問題を解消できることもありましたが、パワーアップアイテムを使っても切り替わってしまうため強力な技が提案したから、と言ってパワーアップアイテムを使ってあげると通常攻撃の提案に切り替わったり・・・と、終始やや不便な所があったのは否めないです。

あと確実にこのゲームにしかないであろうシステムが、「スピードを下げると命中率が下がる」という点です。
攻撃はもちろん、味方に対する回復や無敵バリアすらもときおり失敗するというとんでもないシステム。
これは敵側にも同じことが言えるため氷系魔法を持つクロエや奥義バッドフェスタ(敵の全ステータスダウン)を持つツカサあたりが強力。

そしてバランス崩壊ともいえるミズキの「たから船」。HPが少ないほど敵全体に強力な攻撃を繰り出す、と言う技ですが
なんと最大で5000以上ものダメージを叩きだします。他の全奥義やキズナアタックの威力を軽く上回り、真ラスボスの取り巻きすら一撃で葬り去るという恐ろしい技。そして消費MPは9。

逆に提案の切り替わりやすさからOPR系の技がほとんどなスイ(前作で言うシン)がやや戦闘では冷遇され気味で、誰を使ってもストレスなく遊べた前作と比べると戦闘に置いてのバランス面で荒が目立ちます。

ネタバレになるので詳しくは伏せますがストーリーも個人的には少し微妙な所・・・
最後の方の駆け足感がすごく、伏線回収しきれていない部分をいくつか残して終わってしまいましたが・・・後継作でも出るのかな?前作のような完全版とか・・・

とはいえグラフィックの向上によって一番ウリにいていた「おしおき」に関しては文句のつけようがないほどいい出来になっています。
宣伝くさいですが初版同梱の「兄妹パック」によるボイスチェンジがまたたまらなかった笑

なんだか否定よりな意見ばかり書いてしまって申し訳がないですが・・・
エロバカゲーでありながらしっかり遊べる良作からせいぜい佳作止まりに落ち込んでしまった感は払拭できません。
前作によってハードルが上がりすぎたのかもしれませんが少々期待しすぎていたのかややがっかりしてしまいました。

でも・・・有栖川璃々ちゃんは大好きだァーーー!!


追記:1/5
結構前の情報なのでアレですが戦闘難易度が優しくなるカジュアルモードがパッチで実装されるみたいです。
遊びやすい難易度になってくれることを期待しましょう。

レビュー

コンプ時間
37時間

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