レビュー詳細

戦国無双4 人気
アクション 2014年 3月 22日 6916
ゲーム自体は面白い
所要時間は120時間程度。

事前に情報を集め、プレイを最適化すればあと10~20時間縮まるかもしれないが、普通にプレイするとこの程度なものだろう。

スキルは不要。
必要なのは時間のみ。人生の貴重な時間を潰してもいいという人だけプレイして欲しい。

ゲームそのものは良作と言ってよい。いや、むしろ、過去最高傑作と言ってもよいだろう。
アクションは□攻撃と△攻撃の役割が明確となり、その作用によって雑魚敵を狩る爽快感、ステージを駆け巡る疾走感が増している。
グラフィック面も向上。アクション中やムービー中のキャラクターの表情、特に目元や口元の動きがリアルになったことにより各々の個性がより引き立っている。
無双演武(ストーリーモード)はキャラクター単位から武家単位に変更。武将キャラの充実が為せた変更であろう。過分な脚色はあるにせよ武家視点で展開されるストーリーは、一般プレーヤーは元より、歴史ファンも納得させるのに十分な内容となっている。

さてトロフィーである。
無双といえばトロフィー界では作業ゲーとして名高いシリーズ。
今作も多分に洩れず作業ゲーである。
純粋にゲームを楽しみたい方ならもって40~50hが限度だが、トロフィー狙いの人間はそれ以降更70~80hもの時間をぐっと耐えなければならない。

トロフィー『軍器蒐集家』を例に挙げてみる。すべてのレア武器を入手を目指すこのトロフィー。流浪演武での獲得が効率的なのだが、その場合ひたすら日本中のどこかにある金の刀マークを追いかけることになる。その時間、約20hほど。

次にトロフィー『無比の戦巧者』。無双演武モードの全ステージのミッションを達成するというもの。これは良い。許容できる範疇。
問題はトロフィー『天下布武』だ。無双演武モードの全ステージを選択できる全キャラでクリアするものだが、これには意義が見出せない。何故同じステージを複数のキャラでわざわざ何度もプレイしなければならないのか。プレイできることを責めているのではない。無意味に周回プレイを強制させることに疑問を呈しているのだ。
その疑問は小田原ステージ(北条征伐)で沸点を迎えた。選択武将が15人も並んでいる画面を見たときだ。私は唖然とした。画面を見たときに開いた口が塞がらないとはこういうことを言うのか。
秀吉の命により全国の兵が小田原城攻めに動員されたのは事実である。秀吉の視点から見れば壮観この上無しなのであろうが、プレーヤーにとっては迷惑極まりないことである。

以下気になったトロフィーを挙げていく。

■列伝編纂者
未登録武将が優先して出現するように思われる。
意識しなくても、例えば好感度上げやレア武器の収集過程で十分100%になる。

■軍器蒐集家
無双演武モードでも獲得できるが、流浪演武での獲得を目指すのが効率的。
流浪演武ではひたすら金の刀マークを追いかけていけばよい。

■まさに地獄ぞ
今作の難易度地獄はヌルめ。レア武器を装備しLv20もあればまず死ぬことはない。

■天下布武、無比の戦巧者
こちらのほうが本当の『まさに地獄』である。
裏技的なものは存在しない。ただひたすら時間をかけて進めていく以外手立てはない。

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