レビュー詳細

アクション 2013年 12月 07日 4286
略奪物様々
(Updated: 2014年 10月 22日)
最高級のキャラゲー最新作。前々作、前作ともに100%コンプ済み
開発は異なるものの、良くも悪くも前作のアーカム・シティ(以下、ACと呼称)と同じようなゲームデザイン。若干の操作性の低下を代償に、ストーリーとボス戦の単調さが改善された印象を受ける

Wikiの通り、オフラインのストーリーモードは3周必要。ただし、ACのようにサブイベントを2周目以降に再度こなす必要はないので、オフラインの流れとしては
①なるべくダークナイト・チャレンジをこなしつつ1周目をクリア
②サブイベントをコンプ
・ケースファイルをすべて解決すると解放される最重要指名手配ミッションがあるので、「犯行現場捜査官」を優先して取得すると効率が良い
・収集物の本格的な回収はガジェットやアップグレードが出そろった後を推奨
③新しいゲーム+を開始し、逃したダークナイト・チャレンジがあればそれもこなしつつクリア
・筆者はワーストナイトメアの11以降を持ち越したが、この周の中盤で達成
④アイ・アム・ザ・ナイトをクリア
⑤メダルチャレンジをひたすらクリア
のようになる。
また、オンラインはwikiにも書いた通り野良での通常プレイ自体がかなり厳しい状況に発売当初からなっているので、各種条件系の回収とレベル上げともに談合を強く推奨
以下、オンラインはほぼすべて談合で取得したことを前提として記載する

作業:★*3.5
オフライン
回数や移動量カウント系、経験値関係のトロフィー(「今のは何だ?」「エアマラソン」など)は、3周している間に意識せずとも取得可能
ストーリーのコンプリート系トロフィーは、各種サブミッションの攻略と、恒例となったリドラーの収集物の回収のため各地を飛び回ることになりなかなかに面倒
殆どの収集物およびサブミッション開始場所はマップ上に表示されるため淡々とこなしていけるが、「人民の声」で求められるアナーキーのタグはノーヒントなので攻略情報を参照する方が良い

これまた恒例となっているメダルチャレンジは、ACと同数のランクチャレンジとキャンペーンに加え、カスタムマップ、戦闘訓練が追加されておりプラチナまでに取得しなければならないメダルの量はACと比べ約1.5倍程度とかなり作業量が増している
後述するがチャレンジモードの難易度自体はシリーズで最も低いと思うので、リトライに費やされる時間が比較的短くて済んだのは幸いか

オンライン
談合する場合、全トロフィーの取得には10~15時間程度必要
その大半は経験値稼ぎのための単純作業。レベル上げ関係+「ゴッサム物語」以外は必要人数さえ集まれば1~2時間で全員分取得できる

スキル:★*2
オフライン
コンバットでは中盤で奪い取るショックグローブが、プレデターでは序盤に奪い取る遠隔クローが優秀なので、通常戦闘は過去作より容易にこなせると思われる
特に遠隔クローはヴァンテージポイントから降りることなく3人のアーマー無しを片付けられ、マップ構造次第では落下テイクダウン(ワースト・ナイトメアチャレンジ15の方法)も狙えたりと非常に優秀なので早めに強化しておきたい
ストーリーで気を付けないといけないのは、wikiにも示した「完全無欠の身のこなし」「連続対位法」といった取り逃がすおそれのあるトロフィーと、チャレンジモードでは達成することができないダークナイト・チャレンジ各種である
「連続対位法」のデスストロークは、目くらまし後のQTEだけはしっかり行い、それ以外は基本的に殴る→リダイレクト→バットクロー・スラム→コンボがたまればコンボテイクダウンを繰り返せばほとんど通常攻撃のカウンターを行うことなく倒せる
ダークナイト・チャレンジは、wikiのリンクしてある参考サイトが良い方法&動画を紹介してくれているので参考にすると良い
特に、ワーストナイトメアは取得できる場所が限られているものが多いので、なるべく1周目から意識して取得しておきたい

あと、ストーリー関係で最も神経をすり減らされるトロフィーは「アイ・アム・ザ・ナイト」だろう
難易度自体はニューゲーム+と同等とはいえ、一度死ぬと最初からという近年のものだとDeadSpaceシリーズなどを想起させる仕様
オートセーブは通常通りされているので、不安な局面ではオンラインストレージなりUSBメモリなりにセーブデータを複製しておくと良いだろう
流石に3周目なので通常戦闘で死ぬことはあまりないと思うが、万が一もうすぐ死んでしまうという体力まで削られてしまった場合は速やかにポーズし、チェックポイントから再スタートを選択すると良い(問題なくトロフィーは取得できる)
人質を取られる場面や、ボス戦のQTEなど失敗が忽ち死に繋がる場面などは細心の注意を払おう
個人的には、ファイアフライ戦の最終局面でファイアフライにグラップネルで取りついた後のドッグファイト(?)中のQTE2回(どちらもスローになったら△)は、表示が出ないかつ面と向かって攻撃してきているシーンではないので忘れがちだと思う

また、メダルチャレンジはミッション数こそ増えたものの、AAのショックと驚きのような嫌らしいギミックもなければ、爆破ジェルで複数同時キルといった難易度が高めの条件も無いためシリーズの中で最も簡単に思えた
コンバットはAC同様コンボ数重視の立ち回りをしておけば特に問題がない。たいてい3ラウンド目終了時点までには3メダルを獲得できる
12コンボ→強化爆破ジェル→マルチグラウンドテイクダウンで大量の敵(10体程度)からテイクダウンを奪えるのでスコアを稼ぐ必要のない余剰ラウンドを速やかに終わらせたいときに役立つ
プレデターは、過去作のような難しいマップや複数人を特定の場所で倒すような厳しい条件が無く、初撃で1~2個条件を満たす→サイレントや遠隔クロー主体で数を減らす→残り回収 の流れがほとんどのチャレンジで成立する程度には温いものになっている
ダブル(レッジ)テイクダウンはいくつか課せられているが、どれも発見前の巡回で開始1分以内に最適な場所が用意されている。そのため、まずは発見されずにヴァンテージポイントに上り、マップ全体を観察すれば容易に初動の方針を立てることができるだろう
キャンペーンは相変わらずのボリューム水増しなので、基本的に楽なコンバットや、リトライ性の高い最初のチャレンジでネガティブなモディファイヤーを大量に選択していけば問題ない

オンライン
筆者は談合で取得したので評価の考慮には入れないものとする
野良で行う場合には、「捕食者のかがみ」がおそらくもっとも難易度が高くなるだろう

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